『反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク�ァ戞\佚聴疥鼻 癖檎砂媾�) - 2005年05月07日(土) ![]() 反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク 5 石田 衣良 『池袋ウエストゲートパーク』 『少年計数機』 『骨音』 『電子の星』 石田衣良の看板シリーズの第5弾である。 池袋のトラブルシューター、マコトの独特の語り口で爽快な読後感をもたらせてくれるのがこのシリーズの特徴である。 (本シリーズ未読の方は第1弾から読まれることをオススメします) 今回はちょっとテーマが重すぎるという感は否めない。 全4編からなりますが帯の宣伝文句をご紹介します(多分、石田さん本人が考えられたのであろう) ●風俗スカウトサークルの罠にはまったサンシャイン通りのウエイトレス 最初の「スカウトマンズ・ブルース」と2編目の「伝説の星」が従来のIWGPシリーズの流れをそのまま保った作品であろう。 「伝説の星」なんかはひねりも効いていてなかなか面白い。 マコトのお母さんも活躍するのが嬉しい限りだな。 3編目の「死に至る玩具」がもっとも感動的である。 感動的である反面、今私たちが住んでいる日本という国について考え直す機会を否応なしに与えてくれた作品でもある。 表題作の「反自殺クラブ」が頗る重い内容である。 長さといい、最後に持ってきたのはわからないことでもないが、一読者として本編を読み終えて本を閉じる瞬間“予想外”の気持ちに襲われたと言わざるを得ない。 もう少し“希望”というものを与えて欲しかったなというのが正直な感想。 帯の大きな文字である 群れて死ぬより、ひとりで生きよう! というメッセージが果たして読者に伝わったのであろうか? 全体を通しての特徴というか物足りなかった点を述べたい。 やはり第一にレギュラーである、タカシやサルというサブキャラが彼らの個性発揮とまでは行かない点がやはり物足りないかな。 読者を飽きさせないためには、そろそろ古いキャラの大きな変化、あるいは新しいキャラの登場が必要不可欠となって来たような気がする。 あるいは思い切って長編を書いてみるとか・・・ あと、それぞれの事件が店番をしているマコトのところに人が訪ねてくるシーンでほとんど始まるのである。 パターン化されたというか、マコトが有名になったので喜ばしい所なのかもしれないが、第1弾の単行本が出て6〜7年経った現在、もう少し変化をもたらせてくれた方が楽しめたような気がする。 いい点は何と言っても“時事ネタ”を次々と使ってる斬新な内容である。 これは石田さんの旺盛なリサーチの賜物である。 私は“今”の日本の姿を描いてる小説を1冊選べ”と言われれば迷いなく本シリーズをあげたい。 ここで言う日本の姿とは“正義感の欠如しつつある姿”である。 それほど石田衣良の作品はリアルタイムで読み取り何かを感じ取れる小説であると言える。 本作は1年か1年半に1冊のペースで刊行されている。 少し不満点も述べたが本作をずっと読み通してる人間の心の底にある熱き想いだと受け取って欲しいな。 本シリーズのファンはきっと下記のように思っている。 池袋に行けば“マコトに会えるかもしれない” なぜなら、誰もがマコトを愛しているから・・・ 評価7点 2005年39冊目 この作品は私が主催している第3回新刊グランプリ!にエントリーしております。 本作を読まれた方、是非お気軽にご投票いただけたら嬉しく思います。(投票期間2005年8月31日迄) ...
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