『春秋の檻 獄医立花登手控え� 戞‘B�周平 講談社文庫 - 2003年05月27日(火) 江戸小伝馬町の牢獄に勤める青年医師・立花登。居候先の叔父の家で口うるさい叔母と驕慢な娘にこき使われている登は、島送りの船を待つ囚人からの頼みに耳を貸したことから、思わぬ危機に陥った―。起倒流柔術の妙技とあざやかな推理で、獄舎に持ちこまれるさまざまな事件を解く。著者の代表的時代連作集。 (文庫裏表紙より引用) 藤沢周平読破計画はこちら 『用心棒シリーズ』とともに藤沢さんの代表的なシリーズ物となってる本作(『檻シリーズ』)は全四巻からなる。 昨年末講談社文庫から新装版として出たので文字も大きくなって読み易い。 設定としたら、居候先の叔父が酒飲みで肩身の狭い生活をしている為に、登も同様に気分屋の叔母や不良娘おちえに扱われているところが和やかな雰囲気を醸し出している。 それにしても立花登がとってもいい。まるで藤沢さんの人柄をそのまま表したような感じを受ける。 第1巻目を読んだところでは宇江佐さんの“髪結いシリーズ”と比べたら捕物要素が強いような気がする。捕物要素7割・青春恋愛要素3割といったところかな。 ちょっと登の失敗談的な話もあって心地よい。 獄中の人間に対しても暖かいまなざしが注がれてるのが目につく。 あと、悪人と対決する際も柔術で勝負するので殺傷沙汰とならないところが爽やかに受け止められてとってもいい。 いとこのおちえとの恋模様や、おしんの将来、あるいは友人の新谷弥助との友情など・・・ 最後におちえがさらわれる章があって急展開、今後も目が離せない展開となりそうです。 評価8点。 ...
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