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『白河夜船』 よしもとばなな 福武文庫 - 2003年04月02日(水)

初挑戦のよしもとばななさん、とっても感性豊かで独自の世界を持った人だなあと思いました(ちょっとありきたりすぎかな)

「死んだ人のそのあとのこと」をテーマとした3編からなる短編集です。
どれもがよくまとまっている。
作者が若いときに書いた文章だけに、実体験に基づいているのか(?)実感がこもっており読者(女性読者です)を幻想的で心地よい世界に導き入れてくれます。文章も読みやすくて、小説の世界において読者を陶酔させてくれる力を持った人だと思いました。

おそらくバブルの頃に出版された本だろうから、ある程度読者の財布の紐もゆるかったという背景もあるのでしょうが、今読んでもなかなかいいなあとは思いました。さすがベストセラーを連発しただけのことはあると思いますよ。
若いときに読んで何年か経って読まれて、“あの頃は若かったなあ!”と想い出にに浸れるような作品だよね、きっと・・・

恋愛中のひとりで居てる時に、相手を思い読みふけるのには恰好の1冊と言えるんじゃないかなあ・・・
女性のわがままなんだけど可愛い点をとっても浮き彫りにしている。
内容は結構深いんだがさらっと読めるような気がしました。

主人公3人とも共感できます。ひたむきさ実感してください。
主人公みたいに眠くなりませんでした(笑)

評価8点。



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