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『対話篇』 金城一紀 講談社 - 2003年03月15日(土)

無駄のない研ぎ澄まされた文章という表現がぴったりの金城さんの3編からなる短編集です。

3編とも孤独な状況に置かれた主人公が、他人との“対話”によって心の扉を開いていく過程を見事に描写しています。

いずれも死をテーマとしていて重く感じますが、普段我々が忘れている他人に対する思いやり生きて行く勇気を与えてくれる。
 
中でも、最後の「花」は秀逸。感動的な物語と言えそうです。
最後に胸を締めつけられました。

読んだあとに“自分の人生と真っ直ぐに向かい合える手助けをしてくれる”1冊といえそうです。

真っ白な装丁の本に金城さんの強い自己主張を感じたのも私だけじゃないはずです。

人生って奇遇だなあと痛感しました(笑)

評価8点


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