Kyoto Sanga Sketch Book
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2007年02月11日(日) さつま町キャンプ VSヴォルカ鹿児島&水原三星

北薩の内陸部の山中にあるさつま町キャンプ。
今日は晴天。今まで経験したさつま町の中では一番暖かい日。
…でも青空の下、相変わらず風は冷たい。肌の露出部分だけが異様に冷えます。

怪我人:パウリーニョ、田原、大久保、倉貫、登尾、平井、星、石井、大志、カン、
(倉貫?、登尾、平井、星、石井は運動場でも見かけませんでした。見逃していたらごめんなさい。)




AM11時キックオフ vsヴォルカ鹿児島戦

ヴォルカ鹿児島は地域リーグ中堅、将来的にはJを目指したい地元を代表する社会人アマクラブ。
FWでありチームの精神的要、西が不出場、攻撃の要ボランチ諏訪園もスタミナ上(?)前半だけ。
でもほぼベストメンバーかな。大量得点&失点が得意な南国的チームです(笑)

一方京都は中学生2人を含む練習生が約半分。
その癖なぜか秋田、米田、大剛などのレギュラー級もいるという、不思議な構成。

■前半。

        ※古部
    ※宮吉
 ※永田         隅田
     三戸   米田

田村  ※深水   秋田    大剛

        橋田


■後半。

        ※古部
    ※宮吉
 ※山下         隅田
     三戸   米田

田村  ※深水   秋田  ※砂川

       ※比嘉

※は練習生。
FW宮吉とMF山下は共にサンガジュニアユースの中学二年生。
GK比嘉と砂川はヴィクサーレ沖縄(加藤久チーム統括が代表)の高校二年生。
FW古部(U22経験者)、MF永田、DF深水はともに関西学生選抜の立命館大三年生。
(現地情報&京都新聞2月10日付情報)

得点
前半:古部(練習生)
後半:宮吉(練習生)古部(練習生)

田村は後半途中負傷の為、米田が臨時でSBに。

京都が押していましたが、圧倒している訳ではなく。
秋田が若者達にコーチングで檄を飛ばし、守り、展開し、攻めあがるという、
ファンなら涙が出そうな秋田ショーが繰り広げられていました。

我が子のような年齢、14歳宮吉が混戦の中からシュートすると、
頭を撫ぜて共に喜んで。

試合内容は…まあ…午後の試合と比べたらいけないか。
このレベルだと隅田も目立ちますね。
今季就任のチーム統括,ジャージ姿の加藤久さんが、練習生の少年達に握手をして回っていました。
(「他クラブに絶対逃げないように!」と念押ししながら。違うか(笑))

京都サンガ3−0ヴォルカ鹿児島






午後14時キックオフ VS水原三星

水原三星は昨年Kリーグ準優勝。アジアで馴染み深いチーム。
京都はパウリーニョなど怪我人以外は本気モードのスタメンに近いメンバー。



■前半。

       アンドレ
     西野
  美尾         中山
     斉藤  安藤

三上  チアゴ  手島   森岡

       上野

前半開始早々、DF(チアゴと手島)の連携ミスで失点したそう。
皆での横断幕にかまけてみてなかった。ごめんなさい。

水原は”先週の段階の”柏よりパワーもあり、プレッシングも激しい。
それに対応して京都の中盤のスピードを上げざるを得ない。
中盤のボックス型4人は自由に動き、さかんにポジションチェンジを繰り返す。
特に中山と美尾はサイドに張っているイメージは皆無で、
フリーに動き、飛び出し、激しくポジションチェンジ。
先週の試合で見られなかった、斉藤等からの大きな展開も見られました。
(やはり斉藤は一人レベルが違う)
おかげで先週より45分が短く感じられる。ここに関しては面白かった。

が、まだアンドレは先週より体の切れは戻った程度。
西野は背はありますが…昨年の松田君に見えてくる(彼の特性は何だろう)。

サイドバックは追い越す動きがない為か、使ってもらえないのか、存在感なし。
森岡もまだ本調子ではないかも。
(ついで言うと、水原三星のSB選手も前半ボールが来ずに切れてました)

さて…アクティブなよく走る蹴鞠みたい。

守備陣。それ程攻め込まれてなかったので、
本日もチアゴに大きな見せ場はなかったですが、
堅実な安定感は今日も見せてくれました。
(彼がゴール前にいると安心感あります)


得点は、美尾の右からのボールを中山が右から同じようにスーッと抜けて、
そのまま敵と走りながら競って押し込めてゴール!
(と思ったのですが、記録を見るとオウンゴール。2人の動きが作ったゴールでしょう)

前半終了の笛の後、
斉藤がFWの動きに不満があったよう。
FW西野をつかまえて、真剣な顔で熱っぽく動き方の説明をしていました。
「その時はFWは下から上がってきて…(云々かんぬん)」と。
西野が素直にそれをうなずいて聞いていました。




■後半。

       アンドレ
     西野→徳重
  美尾→中払    中山→小原
     斉藤  安藤

三上→大剛 チアゴ 手島  森岡

      上野→西村



後半もポゼッションは京都優勢ながら、シュートはまだ少ない。
前半こそ水原三星の素早くパワフルなプレス、京都の長短のパスと、
中盤の躍動感を楽しんでいたものの、持たされた感がありイライラが募ります。
相手の守備に阻まれて、ボールを回すだけに。

相手が5人(?)を一気に入れ替えても、だらけた頃に、
左からのFKにアンドレがヘッドで叩きつけてゴール!


試合終了の笛の後、
やっぱり斉藤はFWの動きに余程不満があったようで。
今度はアンドレをつかまえて、真剣な顔で熱っぽく動き方の説明をしていました。
「そういう時FWは…云々かんぬん(こんな感じ、多分)」
が、世界で実績のあるアンドレは西野と違う。反論がはじまる(笑)。
でも、最後はお互いに頷きあって、練習場から出て行きました。



京都サンガ2−1水原三星
いやあ、シュートは少なかったですが対戦相手もあって迫力ある試合でした。




終了後は地元サッカー少年団とのミニゲーム。
午前中のメンバーが4人一組になって、子供たちと対戦します。
秋田の「まだ打つな!まだ打つな!」という声を無視、子供たちが彼らの横をすり抜けゴール。
「もう、俺本気になっちゃうからな!」と米田とサイドチェンジを繰り返し、シュートする秋田。
その後もGK橋田の子供相手の本気のドリブル突破など、と楽しいものが見れました(笑)




「おう、お前たち!」という秋田の”部活顧問教師風”の声が響く館内。
加藤久さんが学生服姿のユースの子達4人に、
アイスクリームを渡していたそう(アイスぐらいで釣れたら安いもんだ)

加藤さんはユニを来たサポーターへ自ら手を差し伸べて握手をする。
写真にお声をかけて下さる。
サポーターへの対応の丁寧さに本当に頭が下がった。
「継続は力なり」と色紙にしたためて、
そして、少年たちと京都への帰路、空港へ向かうバスに乗り込んだ。

「継続」と書いてくださるぐらいだから、加藤さんご自身にも10年は京都にいて欲しい。
加藤さんは何歳になるんだっけ。
この少年達はそのときまだ24歳か…
(という事はその頃私の年は…。考えないことに(笑))





で帰り道、凄いことを思い出したんですが。
キャンプ恒例の「手島が今日も別メニュー」が…今年はない。
怪我のないキャンプはなんとあの2002年以来じゃないですか?5年ぶり?

こりゃ縁起がいい。


キャンプは残り5日。



※急いで書いたので、間違いがみつかれば後から随時訂正します。とりあえず。


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