久々に政治的な話題を取り上げたくなりました。 政治を中心に勉強してきた自分。 巨星が年々この世を去る事に、 侘しさの様なモノも感じるようになってきています。 感想文の様なコラムですが、興味ある方は呼んで下さい。
戦後の日本を担ってきた政治家が、また一人亡くなった。 安竹宮と称されたニューリーダーの一人。 現在の首相のお父さん阿部晋太郎氏、 元首相の竹下登、そして宮沢喜一。 外交の阿部、内政の竹下、経済の宮沢; 中曽根さんの後を誰が継ぐのかで競い合った仲でもある。
この人は色んな意味で歴史に名前を残す首相だろう。 92年には連立政権で細川氏が首相に就任。 その際の55年体制最後の自民党総裁、首相が宮沢さんだった。 自民党が野党に負ける、小学生だった自分にも衝撃的な事件だった。
この人の政権は2年続いたのかなってくらいの印象だったけど、 行った事は結構鮮明で覚えている。PKOへの自衛隊派遣も この人が口火を切ったのではなかっただろうか。タカ派の多い 自民党の中で、終始一貫ハト派を貫いた珍しい人物でもある。 ただ、政治家と言うより官僚と言うイメージがどうしても強い。 頭が良く、政策にも明るいのだけれど、 人の心を掴む演説やカリスマ性はなかった。 No.2で実力を発揮する、典型的なタイプだった気がしてならない。
97年小渕内閣の蔵相に就任。 首相を務めた人物の蔵相就任は当時話題になった。 批判も強かったが、彼が行った公的資金の投入は ある意味当たりだった気もする。回復の兆しすら見えなかった 日本経済が、今日数字的にだけでも回復したのは 公的資金をばら撒いたおかげとも言えるからだ。 もちろん多大な借金を残したわけだから、 手放しに賛同する事はできないが、 思いつきや頭の回転は本当に素晴らしい人だった。
戦後の日本を担ってきた古き政治家が逝く。 今後日本がタカ派へと急激にシフトして行く引き金の様な気もする。 自分はどちらかと言うと右派中道なのでそれを悪くは思わないが、 どこかでブレーキを掛けてくれる存在がいなくなるのは心もとない。 違う考えの人がいるから、何かあった時のブレーキになる。 今の日本は統一思想への回帰なのか、 似通った意見が多くなってきている様に思う。
ハト派、タカ派、双方のバランスが取れた政治の復活はあるのか? 今後政治の動きから目が離せないのは確かだ。
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