| 2005年07月07日(木) |
郵政民営化は何故必要? |
最近のマスコミの報道を見ていて想いました。 マスコミ;「郵政民営化は必要だと思いますか?」 回答者A;「何で郵便局を民営化しなきゃ いけないのか分からないし、必要ないんじゃないの…?」
小泉さんが何故郵政を民営化しようとしてるのか; それすら分かっていない人が世の中にはたくさんいるのです。 マスコミは自民党の分裂を面白可笑しく焦点をずらして報道してますが、 本来郵政民営化が必要な理由はただ一つ、自民党の派閥を潰す事です。
今道路公団の不正談合等が明るみになってきています。 そもそもあの道路公団に大量の資金を流していたのが郵便貯金です。 財源300兆円とも言える無尽蔵の貯金箱、 そこから採算が取れる取れないに関わらず、 地方の有力議員が人気取りのためだけに金を根こそぎ奪っていく…。
田中角栄の息吹を継ぐ橋本派がその根本のシステムを維持していました。 小泉さんは総理になるに当たり、まずこのシステムを壊そうとします。 それこそが聖域なき構造改革の真意であり、 郵政民営化、道路公団民営化の二本柱だった訳です。
郵政が民営化されると過疎地にサービスが 行き届かないと自民党の反対議員の多くは論じています。 でも、本来過疎地に都市部と同じサービスを望むのは論理的でしょうか?
人口3,000万の地域に導入するサービスを、 人口300人の地域に導入して採算が取れるのか? 本来民間企業だったら有無を言わさずNoでしょう。 国民が多大な金を預けて、それを無尽蔵に使う環境にある。
ならばせめてその使ったお金が 将来還元される形を取らなければならない…。 これはお金を預かっている者として当然の責務のはずです。
今までこの事からあまりに目を背けすぎた。 だから莫大な借金を国民一人一人が背負う事になった。 もしこの借金を減らす目処が立ったと言うのならば、 過疎地にサービスを継続しても良いと俺は思います。 でも、このまま雪だるま式に借金を増やすのならば、 どこかで日産のカルロス・ゴーンが行なったような 構造改革を誰かがしなければならないのです・・・。
理想より現実、今見なければいけないのは現実です。 このままでは国家の資金が破綻する…。 郵便局が地方でありがたい存在だとしても、 国の柱を食い潰す害虫になるのならば駆除せねばならない。
文字通り苦渋の決断なのです。 今回良い意味でも悪い意味でも、派閥はその存在感を失いました。 最大派閥橋本派は道路公団の泥沼化に伴い、 橋本議員の汚職問題で立場を危うくしています。 郵便局の利権を握る古賀議員等も、 口では大きな事を言っても立場は弱い…張子の虎です。
派閥が事実上力を失っている今、 小泉さんの当初の目的は それなりに達していると言っても良いでしょう。 このまま行けば悪しき自民党の体質は必ず崩壊します。 その後を民主党が継ぐにしろ、連合与党が継ぐにしろ、 かつてのような無駄金を作る機関を作らないためには この郵政民営化が最重要課題だった訳です。
無駄な公共事業を省き、 その浮いた資金が民間の企業に流れる 正常な形を取れば、今まで以上のリバックが期待できます。 国家プロジェクトも作れます。
今は四の五の言わず、無駄な動きだと思っても見守るべきです。 後々の世になって、あの時構造改革が行なわれて 良かったと思える日が来る。俺はそう信じてやみません…。
※少なくとも今の派閥資金を使われるくらいなら、 いちかばちか民間に金を投入してくれ;そんな心境です。
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