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現実はひしひしと押し寄せているのに、己は何一つ踏み出せないでいる。時間、金、生命、何もかもの浪費。己が生きていることに意味が見出せないということはそういうことなのではないだろうか。生きている意味も目的も無いまま、日々を無駄に過ごし、ただ歳月だけを重ねていく。 放棄したいと思う。現実を放棄したい。逃避はもう出来ない。これほどまでに迫りきった現実は己の頭の中から抜けきらないで、己はきっと夢にさえ逃れることは出来ない。
生きていて何の意味があるのだろう。目の前に広がる現実になす術もなく、何も持たない丸裸の己は、途方に暮れる。 「誰か、」と叫ぶことも出来ない。何故ならここには誰もいないから、己の中には誰一人入れない。独力で何かを成さねばならない。 己の内側には、何も無い。ただ空っぽの穴、空虚さがあるだけ。
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