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2002年10月14日(月)

 接吻る。深く深く舌を差し込んで、口腔を犯して、生温い唾液を舐め、その温度に酔う。別に貴女である必要など無いのに、貴女を抱く。貴女に接吻る。
 貴女である必要など何処にも無い。貴女で在ることを必要としていないから。この温度をくれるのなら誰だって良い。
 貴女ほどに感じやすい肉体を持っていれば何かが違っただろうか。
 触れるほどに醒めていく肉体の、昇華されない欲望が淀む。

 口唇に触れる。接吻を求める口唇に焦らすような舌先を与える。舌に噛み付くくらいの情熱で己のことを求めてくれ。


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