ジンジャーエール湖畔・於
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| 2002年07月24日(水) |
長与千種のコドモ達はみな闘う |
女子プロのドキュメンタリー「ガイア・ガールズ」観る。 長与千種率いる団体ガイアの家族のような愛情と残酷なまでの教育。 女子プロ門外漢の私が今回わかったのは、 『レスラーを目指しているからと言って、みんなが長与千種じゃない。』 ということ。 前髪を切れといわれて、仲間に切ってもらったら短くなりすぎて しきりに気にしている様子とかデビュー戦が決まってはじめて レオタード(?)衣装を皆の前にお披露目する際のはにかみよう。 練習生の竹内サイカちゃん。 私は女子プロの人はみんな長与千種とか神取忍みたく オンナであるまえにレスラーです!オンナはやめました! という感じなのかと思ってたよ。 (まぁ、女子プロといってもキューティー鈴木みたく アイドル路線な人々もいるけど。) 「ぎぇぇえ〜〜〜」とか「おりゃーーーーーーっ」 なんて凄まじい声とともにとび蹴りかますようなサイカちゃんの中に 前髪を気にしたりする乙女チックなメンタリティが同居していることに なんともビックリ。 レオタードを初披露する際の彼女のはにかみようは 同性のわたしからみても、その恥じらいが処女的でエロチックなものに 感じられた。 そして二つめの私の誤解は、 『レスラーは人を殴りたくてたまらない人種がなる職業』ということ。 それも違っていた。あまりに短絡的な考え。 デビュー戦が近い彩香ちゃんが、なかなか相手に攻撃をやりかえせない、 なにかふっきれないのは、恐れや痛みを隠そうとしているからという。 殴ったら倍にして返されるという強迫があるのだ。 その葛藤のはざまで苦しむ様子。 これには、目からウロコ。 「選ばれた者しかリングには立てない」という長与の言葉が印象的。 長与千種はとてつもなくカッチョイイ。 台本あるの?というくらいドラマティックな発言多数。
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