KENの日記
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2017年08月09日(水) 「血糖値管理」

今日はさいたま市南区の「高野医院」の検診日でした。長崎に転勤する前には定期的に見てもらっていました。当時の「高血糖対策」は「食事療法と運動療法」で薬は使っていませんでした。その後長崎に赴任し「船上生活」に入ったところ「血糖値」は悪化し長崎の「イナサ内科」に通院し「テネリア」という薬を飲むことになりました。

今年4月に会社を退職し長崎から戻り自宅での生活が始まりましたが、「血糖値」の状況は一進一退で「高野先生」も「テネリア」を続けることを強く勧められています。私としては生活環境が変わり「食事管理・運動療法」も十分できる環境になったので、なんとか「薬」を減らしていきたいと考えています。ということで今日はそのために「血液検査」していただきました。「高野先生」は一度壊れたインスリン分泌β細胞は復活しないから「難しいよ」とは言われています。血液検査の結果が待ち遠しいです。

「テネリア」の効き方

〇食事によって血液中の「血糖」が増加すると、すい臓のランゲルハンス島にあるβ細胞がインスリンを分泌します。血糖が全身の臓器にとどくと、インスリンの作用によって臓器が血糖をとり込んでエネルギーとして利用したり、蓄ええたりして食後に増加した血糖が速やかに処理され一定量に保たれるのです。

〇腸から血液中に分泌される「インクレチン」というホルモンが膵臓のβ細胞に作用して「インスリン」を分泌させます。このホルモンは血液の血糖値に応じて分泌量が変わるという特徴を持っていて、血糖が高い時はインクレチンは多く分泌されるため血糖を下げますが、血糖が低い時はインクレチンは分泌されなくなり血糖は下がりません。

〇「インクレチン」は同じく腸細胞から分泌される「DPP4」という酵素がインクレチンによって分解されます。従って一定量の「インスリン」を分泌する能力を有していれば、DPP4が阻害されインクレチンの量を増やすことにより「インスリン」の分泌量を確保することができることになります。

〇「テネリア」は「DPP4」酵素の作用を阻害できます。DPP4が阻害されるとインクレチンが分解されなくなり、インクレチンの濃度が上がり、インスリンの分泌が促進されて血糖を下げることが出来るという分けです。




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