| 2015年01月17日(土) |
スーツケース購入で考えたこと |
昨年秋のイタリア旅行でスーツケースのローラーが壊れてしまい、そのほかの部分も大分傷んで来たので、私の中型スーツケースを廃棄したのでした。そのスーツケースは10年以上前にスリランカでの短期間出張用にスリランカで購入したものです。ブランドは「スリランカ・テインバーランド」でソフトタイプですが、スーツケースの「マチ」の部分には硬いプラスティックが入っていてファスナーで蓋をするのですが結構丈夫でした。
娘が近い内に海外出張するということで、私の壊れたスーツケースの代わりのスーツケースを買い娘に貸し出すことにしました。ということでインターネットでスーツケースの勉強をしました。最終的に今日北戸田イオンのカバン屋さんにいって中型のスーツケースを買ってきました。
今回勉強してみてスーツケースは随分進化(?)してきていることを知りました。多分昔は「海外旅行」そのものが機会が少なく、飛行機代も高価だったので「一回の旅行で盛り沢山の目的」を詰め込むために多くの「荷物」が多く必要になっていたと思われます。更に発展途上国への旅行する場合には、現地のホテルの状況、食料事情も良く無かったので、旅行には日本から色々な物を持っていくことが多かったと思います。先進国でも日本食の調達が困難であった場合には日本から「好物」を持っていきました。
その状況が全く様変わりしているのだと思います。格安航空会社の登場で飛行機代は安くなりました。つまり長い休暇が取れなくても短期間の海外旅行が可能となり、一回の旅行で長期間旅行するのではなく、何回にも分けて旅行することが可能となりました。更に先進国においては健康食として定評のある「日本食」は容易に手に入るようになっています。日本のコンビニが世界各国に進出していて様々なの物が現地で購入可能となっています。
こういう状況に対応して海外旅行の必需品である「スーツケース」にも変化が現れてきたのだと思います。最大の変化は「軽量化」「扱いやすさ」だと思います。昔のスーツケースは収納物の損壊を防ぐために丈夫に作られていましたが、今や一定の丈夫さを確保した上で「軽いスールケース」が流行しているようです。そしてスーツケースの軽量化のため素材改良が行われ、頑丈さが売りで金属のフレームが付いている「フレームタイプ」の他に、軽量化を目指してフレームを省いた「ファスナータイプ」が市場に多く出回っています。
但し、海外旅行するのは日本人だけではありません。相変わらず長期休暇を取って旅行する欧米人は多いですし、旅行の機会の限られている発展途上国の人達は多くの荷物を抱えて旅をすることとなります。大量の荷物を持って移動する旅人の中で、日本人が少ない荷物で気軽な服装で旅をする光景に出会ったことは何回もあります。日本は安全でコンビニ等でなんでも買えるので「金」さえ準備していけば何とかなると考えている旅人が多いのではないかと思います。そういった事情は理解できるものの、やはり日本ではない外国の状況には十分注意して準備できることは準備しておくことが望ましいと思います。
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