| 2004年11月21日(日) |
インド国内線飛行機内のこと |
インドの国内線の飛行機に乗ると少し日本とは違う光景に出会います。
(その1)新聞・雑誌は基本的にみんなのもの。新聞雑誌は読み回しがあたりまえ。他人のシートのポケットの新聞でも横から手が伸ばして取っていってしまう。これは非常に経済的なルールだと思います。何人かに読みまわされた新聞はぼろぼろになってしまいますが、非常に有効に使われています。新聞も満足でしょう。少し汚れていても読めればかまわないのです。
(その2)割り振られた席には必ず座る。大都市間の飛行機のエコノミークラスは通路を挟んで3席・3席となっています。A・B・CとD・E・Fなのですが、AとFが窓際席、CとDが通路側、そしてBとEが間に挟まれる「辛い」席です。日本と同じで窓際・通路側の席が好まれているようです。今回、バンガローからニューデリーに移動する際に私は窓際の席が取れました。そして私の横(辛い席)にインド人の男性が座りました。そして、出発間際になっても通路側の席は空いているのです。私は離陸後、彼が通路側の席に移るだろうと思っていました。私とインド人の彼はひとつの「肘掛」を共同使用使用する状態になっていたのです。しかし彼は最後まで狭い席に座り続けました。別に私と会話をすることもなくただ狭いAとBの席に並んですわり、Cの席が空いている状態で1時間45分を過ごしたのです。私としては「横にずれたらいかがですか」とも言い出しにくいので、其のままの「変な圧迫感でいやな気持ち」のまま過ごしました。私は「インドの人達は、ひょっとして人と接しているほうが好きなのではないか」と想像しました。日本人ならゆったり座る方が快適に感ずるのでしょうが、どうもインドの人はそうではないのではないかと思われるのです。「人と人との間に中途半端な空間を作るより、くっついていた方が安心」そんな感じに思えました。(全然見当はずれかもしれません)
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