KENの日記
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2004年10月22日(金) 飛行機内での食事

一昨日出張で首都デリーまで行ってきました。行きは朝9時20分ムンバイ発、帰りは夜7時40分のデリー発。ビジネスマンに人気のジェットエアーという国内線の飛行機を使いました。飛行時間は1時間50分余り。前回も同じ飛行機会社でした。帰りのにはニューデリーのラッシュアワーに巻き込まれ、飛行場についたのが7時過ぎでした。


チェックインが遅かったので指定された席は3席並びの真中の席しか残っていませんでした。エコノミークラスは1列が3席+3席座席で非常に狭いです。横に大きな人が来たらイヤだなと思いつつ乗りました。幸運にも両側の人がそれほど大きくなくてラッキーでした。帰りの便の私の通路側の横に座った人は、エリクソンインディアの人で、彼はエリクソンスリランカのCEOやスリランカテレコムのCEOを知っているというのです。これは全く偶然なのですが同じ知り合いを持つ方と出会えて非常に幸運でした。


ジェットエアーでは飛行機が水平飛行に入ると早速ジュースが配られます。そして次に食事が出され、その次にアイスクリームが出され最後にお茶がだされます。勿論食事の注文はいちいち「ベジ・ノンベジ」を聞いて回ります。この食事にかまけていると1時間50分はあっという間に過ぎてしまいます。


ふと思ったのはこれはまさしく「機内エンタテインメント」だということです。機内には映画もゲームもありませんしコンピュータを広げるスペースもないのです。しかし退屈しないのです。順番に飲み物、食べ物がサーブされるのをわくわくしながら待つのです。小学校の給食の時間みたいです。人間にとって食事の楽しみは非常に大きいのだと再認識しました。特にインドの人は食事を大切にしますから。


食事の事に気分を集中していると多少座席が狭くても苦にならないのです。隣はベジかノンベジかとかいう興味もあります。ジェットエアーは食事を提供することによって座席を狭くして大勢の客を載せることに成功したのです。更に飛行機の設備も非常に簡略化されています。余分な装備は一切なし。その代わり、食事・飲み物に十分気を使っているのです。良く考えた戦略だと思いました。日本の国内線では随分前から食事サービスは無くなっているはずです。




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