つい読みたくなるタイトルなんて思いつかない


2008年06月14日(土)  お葬式

おかんの友達のお葬式に親父が出るというので車で連れて行った。

乳がんを3年前に患い手術をしたが、再発、転移したということだった。

57歳。今の日本では若すぎる死だ。

高校時代の仲良し4人グループだそうで、それぞれが結婚して家庭を

持っても、一年に一回泊まりがけで遊びに行っていた。

ここ数年は無理みたいだったが。

もうその4人で旅行することはできない。


夜は面会に病院に行った。

前の病院とは違い、回数も時間も制限されるので集中治療室に入る時は

とてもドキドキする。言葉は悪いが学生時代の合否判定が出る時みたい

に。

実際会ってみると病状はたいして変わらないかんじだった。

昨日より若干反応は良かったが、相変わらずついさっきしゃべったこと

を忘れている。当然昨日のことは覚えていない。

同じ発言、同じ質問を十何回と続けた。記憶障害。

主に何度も言った内容は

「(周りの物の)色が今は見えるようになってきた。」

「足の先からキュッと(記憶や意識が)入ってくる。」

「商品(周りの医療器具のことらしい)といっしょに私もパチッと

 消えていた。」

「なかなか見舞いに来てくれないなあと思っていた。今日初めて来てく

 れた。」(一日も欠かさず来てるっちゅうねん(笑))

俺と弟の名前は言えた。お父さんは来てないの?と聞かれた。

グーチョキパーはできた。手をぎゅっと握ってというとできた。

ある程度話をしていると、急に何かに気を取られたり、ぼーっとしたり

することが何度かあった。これは今までもよくあった。

昨日言っていた「夢ばかり見てるんや」は言わなかった。

看護師さんによるとけいれんはないそうだが、また暴れて点滴を抜いたら

しい。もう何度と点滴を抜いては刺してをしている。

血管はボロボロじゃないのだろうか・・・

意識レベルにはやはり波があるらしい。会った時は良い方だろう。

定期的に病状の連絡とかがないので、その旨を聞いてみると

基本的に生命が危なくなったり身内に説得してもらわなければ

いけない事態にならない限り連絡はしてくれないとのこと。

面会に来た時に状況を聞くしかなさそうだ。

熱は37度前後の微熱が続いているそう。

あまり長時間いても疲れさせるので、30分(普通はもっと時間制限される)

で切り上げた。


帰りに自分たちが食べる食材をスーパーに買いに行った。

普段そんな買い物をしないので安いのか高いのかも分からない。

昼にうどんダシを作ったのだがどのくらいいりこやカツオブシを入れる

のか、どのタイミングで入れるのか、火を消すのはどのくらい経ってか

らか、とホントなんも分かっていない。料理の勉強も必要だ。

洗濯、風呂の掃除、食器洗い。今までしようとも思わなかった作業を

今は気がついたらすぐするようになった。

お金がこれからたくさん必要なので、パチンコは辞めた。

夜すぐ動けるように酒は基本的に辞めている。

タバコも止めようかなと思っている。

はやく1,000円にでも値上げしないかな。さすがに辞める努力をすると

思うし。

明日は一日家の掃除をしようと思う。




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