ゼロの視点
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7月初旬に会ったっきりのDNと、ようやく双方の時間の都合がついたので、Républiqueにてランチ。本当は7月に、もう一度会って一緒にランチする予定だったが、当日私が風邪でダウンしたため、それっきりになってしまった。
ただ、この時、この機会を逃したらなぜかDNとなかなか会えなくなってしまうという、嫌な予感がしたものだったが、実際に、それが当たってしまった。なぜなら、この私のキャンセルから2週間後、彼女の脳に5�僂琉�性腫瘍が発見され、以後、本日に至るまで、私の想像を絶するほどの闘病生活をDNが送ることになってしまったから・・・・。
実は彼女、3年前に乳癌の手術を受けている。抗がん剤治療で、それまで自慢だった腰まであった髪を失い、それと当時に自信もなにもかにも失ったと言ってはばからない彼女だったが、以後は持ち前の前向き精神を発揮、見事、病に打ち勝ったはずだった・・・。
7月に共通の友人のノルマンディでの別荘で、ウイークエンドを一緒に過ごした時には、髪の毛も肩にかかるぐらいに伸びてきたのを、嬉しそうにキラキラした表情で語っていたDN。そんな彼女を見て、誰もが《乳がん》のことは完全に過去のことになったと信じていた。
ほぼ半年ぶりに会えたDNは、白い杖をつきながら私のほうへ向かって歩いてきた。脳腫瘍の手術自体は成功したものの、腫瘍が右視神経を痛めてしまった結果、彼女の右目はほぼ失明状態になったとのこと・・・・。またこうして一人で外出できるようになったのは、ついこの2週間ぐらいのことだということも教えてくれた。
レストランに入り、尽きることなく2人でお喋りにはなを咲かせる。日本で購入してきた《癌に効くお守り》を彼女に渡す。今は、放射線療法中だが、年末には、抗がん剤治療がまた始まるとのこと。まだまだツライ治療過程が残っているゆえ、お守りでもどんなものでも、少しでもプラスになるものなら何でも嬉しいっ!!!、と彼女は述べていた。
親や、祖父母などが病気に倒れることには納得できても、友人が病に倒れるのには全然慣れていない私は、それなりに動揺する。そんな自分を含めていつ病に倒れるかわからないのが人生とはいえ、ここ最近、DNだけでなく、他の友人・知人らが癌になったという悪いニュースが続いている・・・・・。
DNが再び病に勝利することを信じて疑わない私だが、同時に、もっともっと自分の健康にも気をつけないと・・・、と強く思うゼロでした。
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