ゼロの視点
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2007年09月04日(火) ヤモメ

 ちょっとしたフェット(パーティー)を自宅でやろうとしていた私達。だが、うちのオッサンこと夫がまたまた、色々と溜め込んで、どうも今ひとつ、スッキリとした室内にならないので、さて、どうしたものか・・・・・、と困り果てていた。そんな時、友人ESが、《ちょうど、妻も出て行った後だし、うちでやれば?》と、寛大な申し出をしてくれたので、さっそくそれに飛びついた。

 ESの家は、レアール界隈にある180�屬慮�晴らしのいいアパルトマン。こりゃ、最高とばかり、彼の家に私達は乗り込む。後片付けも面倒くさいから、使い捨てのコップでもいいのでは?、と思っていたにも関わらず、それらを持ってくるのを忘れてしまった私。しょうがなくESに、グラス貸してと頼むと、喜んで彼はグラスを探しにキッチンに走っていった。

 でも、彼は戻ってこない・・・・・・・・。あれっ?、なんで?。

 しばらくすると、キッチンから、私を呼ぶESの声がするので、さっそく行ってみる。すると、彼がありったけのグラスをテーブルに並べているところだった。それも、全部、バラバラで、ボロボロ・・・・・・・・・・・・・。一瞬、目が点になった私だが、《なかなか素晴らしいグラスコレクションだねっ♪》と、ESを誉め殺ししてみる。すると、私の皮肉に、ESが笑いながら、《妻のMが、みな食器を持って出て行ってしまったんだよ・・・・》とのこと。

 ああ、なるほど・・・・・。

 ESの名誉のために書いておくが、ESが妻Mに捨てられたのではなく、あくまでもESが妻Mを追い出した立場なのだが、とはいえ、リネン類、食器類などは、皆、妻Mが持ち去っていった模様。現在ESの手元にあるグラスは、食器洗い機で洗いすぎて、透明じゃなくなってしまったグラスとか、半分ヒビがはいったようなもの、時代遅れなものなど、愉快なモノばかり♪。

 《今、必死で探してみたけれど、本当にこれしかないみたいだね、ボクの家・・・わはは》と、ES。かえってここまで不揃いだと、面白そうなので、このままのグラスでGO、と決断。ただ、これだけじゃ足りないので、シャンパン用のグラスもいちおうESに頼んでみたが、やっぱりそれも無し。

 無い無い尽くしで、申し訳ないと思ったのか、ESはまた新たにシャンパングラスを探し始めてみたものの、奇跡的に戸棚の置くから発見された、未使用グラス4点セットは、コニャック用グラス・・・・。シャンパングラスとは、似ても似つかない、グラス底がひろーーい、シロモノ。

 しばし2人で、コニャックグラスを静かにみつめてみたものの、無いものは無いので、これでシャンパン飲んでみることにした。フェットに来た奥方系は、《なかなか面白いアイデアね》等と言いながらも、このグラスでシャンパン飲むのを極力避けている模様。

 とはいえ、物好きというのは、どこにでも存在しているわけであり、私を含む数人で、シャンパンをコニャックグラスに注ぎ、コニャックを飲むように、グラスの底でグルグル回した後、口に含んで楽しんでみた。ま、行為こそ笑えるが、やっぱり、美味しくないのが、逆にもっとクセになる。そう・・・・、それは、まるでジャンクフードの虜になるような感覚、といえばわかっていただけるだろうか?。

 それにしても、彼の家には、ボロボロな食器しか、現時点で残っていない。ま、彼は金持ちだし、その気になれば一挙に買い揃えればいいのだろうけれど・・・。女の気配が家から消えた後、自分ひとり分だけの食事を簡単に済ませてきただけなんだろうなぁ、今日の今日まで・・・、と、ESの背景を、ひとり想像して楽しんでいた私。で、たまたまフェットをやってみたら、何も自分の家に残ってないことに気づいたんだろうなぁ、きっと・・等。

 ちなみに、7月1日付けで家を後にした彼の妻Mだが、ここまで決定的に別れをESに決断させることにいたった妻Mの暴挙は、彼のパソコンを怒りにまかせて6階の窓から放り投げたこと・・・・、だという。う〜ん、大胆っ♪。で、そんな妻とずうっと暮らしていたESは、精神科医(笑)。

 そして、7月1日からは、徐々に模様替えをして、サロンの家具を一新して、ますますスタイリッシュなアパルトマンになったESの家だったが、所詮、そこまで。食にあまり関心のない彼らしく、キッチンのことがすっかり見落とされているところに、ヤモメの真実が見え隠れする。

 ロシア美女Vと半同棲しているJFは、現在、離婚調停中。彼の家には、アンティークで値打ちがあると思われる、大きなテーブルが置かれているが、その上に敷かれているテーブルクロスが、妙に小さい。テーブルの3分の1がはみ出す形でソレがしかれている。《これは、わざとこうしてやっているの?》と私がJFに訪ねると、《あのバカが、テーブルクロスみんな持って出て行っちゃったんだよっ !!!》とのこと・・・・・・・。ああ、なるほど・・・・。

 ながらく別居したあと離婚したJY。彼は、パリのど真ん中のアパルトマンを、ブルジョワばばあみたいな趣味で飾って、綺麗に暮らしている。キッチンなども、モデルルームか?、というほどキレイ。冷蔵庫の中も、売り場にあるソレのように中が空っぽでピッカピカ・・・、と、思いきや、ただ、何も自炊してないだけだった・・・・っ!。

 思い起こせば、我が家の食器のほとんども、きがついてみれば私の趣味になりつつある。料理の器具においては、すべて私のチョイスだし、テーブルクロスにしても、近年のは、やはりすべて私のセレクト。となると、いざ、別居とかになったら、わたしゃ、全部これらを背負ってどこかに行くのだろうか?。それとも、夫に《溜め込んだゴミ》を背負わせて、私が彼を追い出すのだろうか(爆)?!?!?!。


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