それを言っちゃあおしまいよ - 2002年11月05日(火) 平日だというのに、オンエアで 『Mの黙示録』を観てしまいました(白目 …オモシロイ。カリガリが。 初めて動いて喋ってるのみたんですが、 TV的にあのナメくさった感じがいいですな。 中澤裕子もいい感じに空回ってましたし。 いや、実はおっさんたちが出てたんですが。 オフってことで汚いカッコで(苦笑)東京湾夜釣り。 釣りしながら『おさかな地獄』って曲を作るとか…? そのあとスタジオで全員揃ってなにやらプロモーション。 一生懸命釣りにひっかけて 「(ライヴで)オマエらを釣り上げる」とか 「まさに魚のようにのた打ち回るライヴ」とか 言ってるのが…(爆 その後、ImpressのHPでギターマガジン取材風景の 動画が観られるというのでそれも観にいきましたよ。 …ギタマガ買ってないくせに(汗 いや、ギター弾いてるところが観られるってんで ちょっと覗いたんですが、インタビューも結構長くて。 とりあえず観てたんです。 したらパンサが、 (ギターソロでテクニックを駆使して弾きまくらなかったら) これまで一生懸命練習してきたのはなんだろう、と。 もったいないじゃないですか、と。 あああああ、ワタシ的NGワード。 よりにもよってマシンガンズのメンバーに それだけは絶対に絶対に言われたくなかったの。 パンサが間違ってるとかじゃないし、 ごく個人的なこだわりではあるんですが、 …そんなの音楽じゃねーよ。 子どものころ、エレクトーン習ってた時に ワタシは間違えたフレーズをその場で弾きなおす癖が 止められなかった。 先生も、ピアノ習ってた母も、 みんな「弾きなおすのは止めなさい」って言うのに。 大学生になって、バンド仲間ができて。 後輩のメタルなギター弾きは なんだか難しそうなスウィープフレーズを弾くのに、 いつも最初の2、3音を 数回繰り返して…助走つけながら弾いてた。 「助走つけて弾いたら曲にならないよ」とワタシが言うと、 「いいんです!これを弾ききるのが男のコのロマンなんです!」 弾ききっても曲の流れを止めるようじゃ、音楽にならないよ。 その時、本当に気がついたんだ。 へヴィメタル愛好者にはこういう 『スポーツのノリで音楽やっちゃってる人』が よくいる気がする。 音楽としてどうなのかよりも、 速いとか技術力が高いとかそういう基準しか持ってなくて。 すぐ話を「上手い下手」に持っていこうとするんだ。 音楽としてカッコよかったら別にヘタクソ上等じゃん。 逆に技術だけをひけらかすようなつまらないバンドだったら マシンガンズにここまで肩入れしねーよ。 パンサの並々ならぬ努力には確かに頭も下がるけど、 「もったいないから弾きまくり」なんて言わないでくれ。 音楽としてそこに必要だから弾いてるんだって こっちは信じてるんだよ。 発表会じゃないんだ。あんただって表現者じゃないか。 結局Anchangは「それが好きなんだよね?」と フォロー?を入れておりましたが。 ちなみに彼は 「歌のためならギターソロ要らんこともある」と(笑 Anchangはあちこちで「技術の要らない音楽もある、でも マシンガンズの音楽には技術が必要だから」って言ってるよね。 そう、音楽のための技術なんだよ。 パンサの音やフレーズはメチャクチャ好みではあるんですが。 音楽やバンドへの姿勢を見るに、ワタシはまだまだ安藤寄りです… -
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文投げる |