奇跡の森 - 2002年11月01日(金) 念願かなって森広隆のLIVEを拝む。 思えばこの日記に最初に登場したのも彼。 『ゼロ地点』に大ハマりして半年、 やっぱり彼は、奇跡の森だった。 最初はスリーリズムのシンプルなスタイル。 やや小柄な印象は予想通りだったけど、 ぴょんぴょんタテに飛ぶ彼とロックバンドみたいな音が 意外でちょっと驚く。 しかし…素人目にもかなり巧いぞこのバンド。 さて、最初のMCで「オイース!」を 連発されてひるむ。しかも たけしの物真似とか…ヤバイよそれわ←同い年 とにかく上機嫌な感じはすごく伝わって、イイ。 なんと、今日が初のワンマンなんだそうだ。 3曲目くらいでエレアコに持ち替えて、弾き語りで 本能のブルーズ『共生』や、沖縄で世話になった 民宿のオヤジのために作った曲を披露。 沖縄での話を交えながら、 表現とは自分の内面と向き合うだけじゃなくて、 それを誰かに届けることでもある…と語る彼。 やっぱり哲学好きなんだろな。 どうやら少しづつステージ上の人数が増える趣向らしく(笑 次はパーカッションとキーボードを加えて AORなミディアム・ナンバーへ。 音と歌はオトナ、でも声と歌詞は少年のまんま。 このアンバランスさが最大の彼の魅力だとあらためて思う。 パーカッションがいると本当に 不思議なほどバンドの音も締まる。 ベース・ドラムも加わったこの日の見せ場 『並立概念』は鳥肌ものの演奏だった。 さて。 結構チューニングの間に無言の間が空くのは 今後の課題だとは思うけど(笑 その後「アップテンポの曲行っちゃうよ〜」ってのが カワイかったからまぁいいか(苦笑 テンポはともかく『並立概念』から バンドのグルーヴでグイグイ行く曲が立て続け。 縦横無尽に伸びる声もそうだけど、 気持ちよさそうにニコニコしながらギター弾いたり メンバーに近寄っていったりする森くんは、 予想していた哲学好きのクールな青年の印象よりも、 ちょっとだけ素朴で、シャイだけど人なつっこいような感じで。 なによりとっても楽しそうだ。 結局最後に ♪ゼロちてぇぇぇ〜ん♪←この節回しがツボ で撃沈されて本編終了。 ホントに初めてなんだか、それとも 初めてだからこそ練りこんだのか、すばらしく 飽きさせない盛り盛りなステージ。 アンコールにも期待は高まる。 そして…力いっぱい予想を裏切り、やってくれました! 繰り出されたのはなんとサンバアレンジの 『Isn't She Lovely』!!! パーカッションの方がもうはちきれんばかりに 踊りながら演奏されてます。 いきなりサルサピアノも殴り込みです。 楽しい!シアワセ!これが踊らずにいられようか! シアワセ感で一杯になった後は、 森節とでも言わんばかりのメロディが胸を刺す『Pebama』。 たどたどしくピアノを弾きながら歌う姿がまた 初々しくてとてもよかった。 さらに2回目のアンコールで弾き語りを披露して ホントのフィナーレ。 なんとまぁMCも短いのに2時間ものライヴであった。 でも、ホントにあっという間に思えたよ。 奇跡の森は声とか演奏とか そういう期待値を超えたところにいた。 そしてなんとなく まだまだ進化しそうな気がする。 また、見届けに行きますから。 -
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文投げる |