*蒼天おぼえがき*


2009年08月01日(土) 暑かったり涼しかったり蒸し暑かったり。
先週の日曜日は35.7℃。
朝の情報番組では「今年は冷夏」を特集。
そしてなんだか蒸し暑い朝晩。夏らしくないけど夏なんだな・・・。


■読んだもの

『訪問者』(恩田陸/祥伝社)
「訪問者に気を付けろ」という警告文が届いていた山中にたたずむ洋館・朝霞邸。そこへやって来た訪問者たち。警告文の訪問者とは誰のことか?亡くなった朝霞千沙子と千沙子に育てられた峠昌彦の死の真相は?
資産家の一族・朝霞家、朝霞千沙子の湖での不審死、映画監督・峠昌彦の急死、昌彦の父親に相続される映画の著作権、なにも起こらないはずがないような条件。結末は恩田さんらしいというか、一見解決したようで実のところ真相は当事者たちのみ知る・・・的な(苦笑)。進行のキーとなる昌彦の最新作になるはずだった『象を撫でる』の脚本の存在で、劇中劇っぽい部分も。恩田さんのこのパターンも好きです。



『少年少女飛行倶楽部』(加納朋子/文藝春秋)
別冊文藝春秋に掲載とあるわりに読みやすい、作中に”世の中で一番バカな生き物は、中二男子なのだと聞いたことがある。銀魂で銀さんも行っていたし。”のフレーズが出てきて!驚いていたところ、数日前の朝日新聞読書特集でヤングアダルト向けに分類されておりました。なるほどー、だからか。と、でも読者対象関係なしにおもしろかった!

飛行クラブの活動内容。
空を飛ぶことを目的とする。


主人公・みづき(中1)が幼馴染に誘われて入部したクラブ「飛行クラブ」が、まず変わっている。そして、クラブメンバーが変人部長・カミサマ(中2)を筆頭に個性的な性格と名前(るなるな、はすごい・・・)の面々(といってもクラブ承認のぎりぎり人数だけど)。紆余曲折あって、彼らは中学生でありながら空を飛ぶことになるわけですが、いやー、青春だわー(笑)。



『カンナ』(奥州の覇者)(高田崇史/講談社ノベルス)
今回の舞台は岩手・水沢。謎は坂上田村麻呂の蝦夷攻め。『いろは歌に暗号』(鯨統一郎/祥伝社)での坂上田村麻呂を見ていたので、すーっと納得。というか、いつも思うことですが、歴史とはさもありなん、だなと。シリーズが進むにつれ、強い子というイメージだった貴湖さんの活躍が減っているような・・・。ラストでは、あきらかに崇&奈々@QEDと思われる2人が、出賀茂神社に登場(きっと何か理由がある?)。QEDとのリンクが楽しみ。





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