| 2006年01月24日(火) |
でも笑える日もある。 |
悲しいはなしがあります。 悲しいんですよ、なにがって、なにがって、なにがってさ 人が死んだら悲しいんですよ 分かりますか? 僕は分かりませんから、それ、あんまり。
また入居者が亡くなりました。(僕の仕事は高齢者マンションの管理人です。) 今度の方は僕が入居から関わった方で いい人でした 冬になると風邪をひいて、いつもつらそうでした。 なかなか風邪や高血圧が治らず、いつもしんどそうな顔してました でもときどき笑って話しかけてくれました。 親戚が見つかって、正月に帰っていきました。 なのにすぐ帰ってきて親戚の子供にお年玉をせがまれて困るからといって帰ってきました。 本当にいい人だったんですよ。
でも今日亡くなりました。 人はいつか死にます。でもそれをちゃんと知っているはすくないです。 何人か知り合いがなくなっていますが、いまだに「死」がなんなのか分かりません。 なにが悲しいのかさっぱりです。 意外と悲しくはないような、あるよな
ばかな ふざけるなと 人が死ぬのは当たり前なのに
今日新しいお客さんがマンションへの入居が決まりました 僕と同郷で決して好い方ではないような気がします。。。 彼もいつか死ぬのでしょう またこの間、病院に送った人もいます。彼は戻って来れないでしょう とてもマンションがすきで、ここで暮らしたいと ふらふらになって戻ってきた方です。 でも助けることはできないですよ。。。 死ぬんだよ、それは当たり前のように 他人だけど知っている人、人知れず死んでいく 悲しいもんだよね
僕の仕事はこの思いを背負う為の仕事なんだと思う。 きっと誰も知らない彼らの死を 悲しいと思えることを僕を誇りに思うよ 重たいけど、重たくていい この思いがあればあるほど 僕は、 人として生きていると思えるんだ。
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