| 2006年09月07日(木) |
親力・・つまり子どもの能力以前に親の能力よね。 |
中央公論 9月号 「親力」がわが子の能力を決める。 なんでも「力」なんだよね。「老人力」て本も流行りましたし、ウコンの力もありますし・・ それはさておき、特集は子どもたちの教育・環境問題です。
多少は仕事にかかわりがあるとはいえ、どうしてこんな特集を進んで読んでしまうのか我ながら謎。 こういう記事を読むと、そして友人たちの子育て環境を聞くと怖い!と思ってしまい、ますます子どもを生む人って勇気あるな〜と思う私なのでした。
しかし、生きている限り、記事の例としてあげられる「Oh!No!」な人間に出会う確率があり、年々増えていくであろうと思うので、 実際にそういう人にぶつかっても「ぎゃっ!」とか言わない、心の準備が必要ってもんですよ!
まあそれは冗談として、百ます計算の陰山英男さんのインタビューが乗っています。 この方の本やテレビでの特集などを見聞したことはあるので理解は早いので読み飛ばそうとしたのですが、気になった部分があったので書いておく。 それは大人の読む・聞く力の低下という、この特集の陰のテーマ(陰でないか)。 「百ます計算」が非常に有名になったけれど、陰山氏の本を読む、あるい彼のドキュメンタリー的なテレビで見ると 勉強云々よりも、早寝・早起き・朝食を徹底すること。が印象に残るはず。 本を開いて、結局、基本なのね〜と納得したものでした。
ところが、ごく一部の人ではあると思うけど、有名大学に入るには「百ます計算」をすれば大丈夫!とか、物事の本質を捉えない人がいるらしいことがわかる。(情報の発信側にも問題があると例があるのですが、雑誌の編集の人ですら、話の要点を掴んでいないで、歪んだ情報をあたえてしまっている!!)
子どもの学力低下とか子どもの能力自体が落ちているような論調の中、これは実にわかりやすい構図なのではないでしょうか。 大人がきちんとできなくなっていたら、それを真似て成長するはずの子どもだって、それなりになるに決まってるじゃん。
子どもが本を読まないと悩み相談に来る親自体が本を読まない。 子どもが挨拶しないと悩む親自体が挨拶できてない。 子どもが好き嫌いすると悩む親自体に好き嫌いがいっぱい。 子どもに忍耐がない、と怒る親自体が全く我慢なんてできてない〜 と、どんどんこのシリーズいけそうです。
子どもが悪くなった、キレやすくなったというよりも 大人が悪くなった、キレやすくなったのが率多いはずよね。 大きなニュースにならないだけで。いっぱいありすぎて取り上げてられないんだと思うよ。
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「子どもの異変に気づかぬ親たち」正司昌子さん〜の中にも、 3歳前の子に英語の早期教育ビデオを喜ぶからと見せっぱなしにていたら、 一週間前から全く日本語を話さなくなったと困って相談に来た親に、 英語のビデオをやめたらいいと最もなアドバイスをするのに、 「子どもが気に入っているので」という。
ここで脱力するよね。えらいよね。アドバイスしている先生って・・
「時間制限して見せて」てことになって、二週間後やってきた その子どもはとても英語には聞こえない英語ばかりしゃべっていた。〜とあるのですが。 どうやって日本で生きていくのだろう・・なんてひどい話なのかと思う。 そんな英語では英語圏の人とも意思の疎通はできないし、大きくなったら まともな英語を話せるのか?それに意味はあるのか?海外に移住するならいいか・・・
てゆーか、実話なの?この話・・怖いよ。 母親は、自ら困る原因を作っておいて、 「どうしよう」と赤の他人に相談しているけど、(マッチポンプ?) そのアドバイスすら、聞こうとしてないわけで。(じゃあ相談に来るな!)
「子どもが好きだからと」子どもの事を大事にしているかのような発言ですが、 子どもが好きなら、なんでもさせるのか〜〜?ここが一番不思議。
子どもにとって何が一番大切か、そういう事が理解できてないんだろうけど 本当に何がしたいのかわからない!
これは記事の中でも極端な例としてあげられているけど、大なり小なり そういう親が増えているのは間違いないでしょうね。 てゆーか、自分に自信がないから、情報に頼って、しつけ教育を預けてる状態なんだろうな。 確かに、子育てにこれといった決まった型なんてあるわけないし、 本は出回りすぎているし・・もう考えるのもしんどいのかもしれない。 そして自分のことを客観的に見ることすらできてないのかもしれない。
子どもの食についての問題、「変わる家族 変わる食卓」(勁草書房)の本の著者の追跡調査が必読なんじゃないかな〜と思う。 今の母親が急に食の事がおろそかになったのではなくて、その親の世代から既に始まってた〜という話ね。 これはひそかに私の親世代70代前後の母親世代の問題を見聞していたので、裏付けとなりました。
調査して、歴史をひもといて、どう行動するか、深く考える。 簡単に犯人探しをして、決め付けなかったら、まだなんとかなるのではないでしょうか。 教育の問題は、学校とか成績とか以前の問題てことですね。
年収の多い家庭の子が高学歴になりやすい〜というだけでなく その家庭が、生活環境をどうしているか、調査してたデータが他の雑誌か何かで見たような気もするのですが 今、夜中まで塾へ行って勉強してた子がいずれどうなっていくかも知りたいところです。
もちろん、人間は生物で、一人一人全く違うものなので、データが必ずしも当てはまるとは限らないのですが。
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