| 2006年07月04日(火) |
2つあってよかった!? |
現代のエスプリ別冊「ジェンダー・アイデンティティ 揺らぐ女性像」 伊藤裕子編 至文堂2006年
p18金井篤子さん: 間違いなく世の中は変化していて〜略〜エリートはエリート同士で結婚して、フリーターはフリーター同士で結婚する、という大きく二極化してきているんですね。略〜ですから女性も自分で自分を支えるスキル、技術とか収入を持っていないと、なかなか難しいのではないかと思いながらも 女性のその周辺にはその前の世代感覚がある。 親が女の子だからそんなにがんばらないでも良とか、良いところにお嫁にいけばいいんじゃなかとか そういうことを行ってしまう世代だったりするんです。 その辺のところで社会情勢と女性たちの意識、女子学生との間にはギャップが出てきている。
それでこのツケは誰が払うのかというと、多分、本人たちが払わなければならない。 男性は多分、つけを払わないんですよ。 大抵、女性が払うことになるので、大変シビアな状況じゃないかと思います。
------- 26p 川喜田好恵さん: 結婚が個人の選択になった今、かえって結婚が難しくなった。 結婚が個人の選択・自由になったということは心理的には 「幸せな結婚ができるかどうかはその人の力量と能力の問題である」とみなされて かえってリスクが高くなってしまった。 若い女性にとっての暗黙の至上命令は、「結婚はしたいけれど、不幸な結婚は避けなければならない」ということで、なぜならば失敗は自分が無能だということになるから、そのリクスはすごく取りにくくなって、なかなか結婚に踏み切れない〜
の冒頭の座談会をパラパラめくる。いろいろ気になった点はあるけど、とくにこの2点。
先日、小学生の子どもを持つ親である友人と話していて、「男の子は大変」という状況を耳にした。「女の子は大変じゃないの?」ということを問うと、やはり「女の子だから〜」という風潮はまだ残っているらしい。 なんだか腑に落ちないまま、その会話は終わった(友人自身の思想でないため、現在の周囲の風潮を端的に語っただけであるから、それ以上の議論の余地は無い) そのクエスチョンを展開したのが、18ページの金井篤子さんの発言かな。
私自身、女子であり、勉強が得意でも好きでもなく、体も弱かったので、少しは仕事をするだろうけど、すぐに結婚するだろうという想定のもとにエスカレータ式で女子高・短大にすすみ、行動していたのですが、いまだに結婚せず。 結局25歳くらいで、一生続けられる仕事を見つけなくては!と方向転換を余儀なくされた。 誰も一生仕事をし続ける、手に職就けるという考えを植えつけなかったので、私は一人で考え、なんとかしたのですが そしてなんとかなっているので、よかったのですが、誰もが私のようになんとかなるばかりではないと思う。
そうでなくても、もっと学生時代に考えておけばよかったな〜と思った。 でも、誰のせいでもない。周囲だって真剣に、私が結婚しないなんて思いもよらなかったんですから。
「男の子はより大変」と今の小学生の親ですら、まだそうなんだから本当に仕方ないと思う。驚いたけど。
やはり非常にやっかいな所があるののねえ、女性の生き方は。 もちろん男女分け隔てなく、生きることは大変なのですが、 自分自身の考えや生き方を決めるのに、まだ前の世代的考え方が幅を利かせているというのは、やはりストレートに一生仕事する!と決め付けられている男性よりも複雑になりやすい。 もちろん男性も仕事一辺倒でなくていい!という考え方がもう少し浸透してもいいのだろうけど。 でも、この際、人生において仕事無しでは考えられないとアプローチされているほうが、方向転換するよりはいいかもな〜と思う。
26ページの不幸な結婚を避けなければならない〜という事も、以前から気付いていた。 リスクのない結婚なんて宝くじを当てるより難しいと思うので、本当に結婚しづらいと思う。
それがわかってないわけないと思うのですが、相変わらず「男の子は大変」と考えている親たちがいるというのはどういう断絶なのかな〜。 そう考えている親というのは、幸せな結婚をしているから、自分の娘も同じ道を歩めると疑うこともないのかもしれないですが。
あ、でも私は本当は、結婚とか人生は結局、運次第だと思います。 ってすごいオチですみません。 私は運で、仕事に就けてきたとしか思えないです。(もちろん努力もしたけど) だから運と縁があったら結婚するかもしれないと思います。
でも、運とか縁て、なかなか「こうだ!」とわかるものじゃないので、それなら確実に必要なスキルとか考え方は身につけておいたほうが保険になるんじゃないかと思います。 つまり、結婚してもやっていける能力と仕事を一生続けていける能力を身につけることですね。 そのために必要な能力が何なのかは人によって違うと思うのでわかりませんが。
少なくともこれからは男女の隔てなく、仕事をしつつ結婚してもやっていけるような設定でいったほうがいいと思うのですが、どうでしょう?
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