だから猫が飼いたいのに・・

2004年07月08日(木) 読書「不美人論」

藤野美奈子 西 研 径書房

面白かった。為になりました。美人の方には必要ないと思われるかもしれませんが
女性なら読んどいて、世間の厳しさを知っておくのもいいかもしれません。

それと、不美人だけでなく、現在の日本がいかに、生き難いことになっているか
特に学校に通っている人々の大変さが染みます。

小学生の信じがたい事件が立て続けに起きているけど
「友達」との関係を維持していくことに全精力費やしているかのような
歪んだ人間関係についても書かれていて、本当に学校にいっている人、
集団生活で、自分が受け入れられない、受け入れてもらいたいと思っている人が大変なのが、よくわかるなあ。

人間は社会で生きる者なんだよね。
誰かに、他人に受け入れてもらえないと心配なんですよ。
でもその方法って、勉強すればできるもんでもないしね。
でも、難しいことでもない気もするし・・
でも、みんな(美人も不美人も関係なく)同じような事で悩んでいるんですけどね。

やっぱりいろんな世間を知ることじゃないかと思うんんですけど
でも学生時代はそれが1番、難しいんだよね。

ニーチェのルサンチマン不幸と苦しみに見まわれた時、どうやってルサンチマンを
乗り越えて肯定的に生きることができるか考えた人の話とか、
「自分だけが不運だ、自分だけが穴ぼこに落ちている」と感じる人には、フッサール。
と哲学の先生ならではの説明もわかりやすかったです。

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☆蛇足☆

私はあくまで同性の目線でしかなく、男性の「美人」と「不美人」の境目がよくわからないので、
なんともいえませんが、やはりパっと見美人でないと思われる方はとても苦悩していたように思えます。
「男性から全く相手にされない・・」と。

以前も書いたと思うのですけど、やっぱりそういう方は「笑顔」が足りないと思われます。
少なくとも私には、ルサンチマンと「自分だけが何故」という苦渋にみちた怨霊ぽさが怖かったかな、っと。

色白、長髪と同じく、笑顔は七難隠す女性の必須アイテムだと思います。
ホワイトニングをして、ロングヘアを手入れして、笑顔でいれば結構OK!
それで若ければ、尚OK!だったはずなのに、苦悩していた美人でない方は
苦悩が顔に出ていたし、メイクも全く不発に終わっていた、そんな気がしました。
苦悩していた方と同程度のご面相の方でも、愛想がよく、メイクも入念にしていた方は
男性からよくお誘いを受けていたものです。

他人のことばかり言っている間に自分をなんとかしろ!と突っ込まれそうですが
確かに私こそが笑顔の足りない、と指摘される日々の人間でした。
親しい友人にすら普通にしていても「怒っている」と良く言われた。
でも私はこの場合よいのです。上記で挙げた方のように、悩んでいなかったので・・・(笑)
私は好きな、親しい人の前でしか笑わない、いえ、笑えないのです。これは仕方ない。
でも、そんな自分を嫌いではないので、かまいません。

本筋の不美人論よりも、驚いたのは安藤優子さんのデビュー当時の模様が書かれていたことかな。
先日、「ナンシー関さん大全」を読んだ時に、いわゆる今の安藤優子さんの様子を見事に現していたのですが
それが「年齢を感じさせない」ことと女性ぽさを感じさせない雰囲気の内容だったのですが
彼女のデビュー当時の雰囲気はそれは・・・今とは全然違っていて、信じられない感じ。
あの(とつけたくなる)安藤さんが・・・と。
藤もとゆかりさんのエピソードもかなり生かしていたかもしれない・・・
頭のよい引き裂かれていた人は結構、遠い存在ではないなあ。


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