| 2004年03月27日(土) |
本「子育てとテレビ新事情」 |
尾木直樹著 新日本出版社
番組改変時期で特番ばかりのテレビ。昨日は「パンダ」をうっとりと眺めていたのだけど 時々チャンネルを変えると、「渡る世間は鬼ばかり」の特番(?)がやっていて、 長い間出演しつづけた人ならではのエピソード再現ドラマもやっていた。 ドラマの役どころそのままな生活と性格だと思われて、俳優さんたちが世間で苦労するというのが主な内容だった。
そういえば、「おしん」のおしんの子役を演じていた小林さんも、実際に米の飯が 食べられないのかと思われたらしく、お米が送られてきたとか ドラマで強烈なイジメ役をしている女優さんが、町で子供たちに石を投げられたとか 聞いたことがある。お米はいいとしても、石はありえないよ・・本当ならひどい。
以前、家族とそんな話題が出たとき「ドラマを鵜呑みにする人なんていないよ」と言われたことがあるけど 上記のような話を聞いていたし、実際私の周囲にも、ドラマで演じている役と俳優さんの イメージを投影して、好きになっている人もいたから、いないことはない。と思ってた。
そんなわけで、テレビのバラエティー番組でやっていた再現ドラマをまるのまま鵜呑みにしては 本末転倒だけど、「「ドラマを鵜呑みにする人」100%無いことではないと、私は思っています。 フィクションであるドラマですらそんな様子では、フィクションと注意書きされないテレビ番組はどうなんだろう。 その影響力は思った以上で、それは製作者やスポンサーの意図通りなのだろう。
CMでおいしそうな食べ物を見て「食べたい」と思い、実際買うことも影響の1つだし。 やはりCMで使われているチワワが大人気になっていることも。 影響されやすい人はもっとエスカレートすると思われます。そっちの方が少数派でないと思う。
そしてうってつけの本を発見。それがタイトルの本なのだけど 子どもがテレビ番組の真似をするのはよくあることで 子どもだからこそ、番組と現実との境が曖昧だったりすることも少なくないとは思っています。 テレビを見るときは必ず大人が一緒に見て、テレビの見方をリードした方がいいと 以前から「子どもとテレビ」に関する話題ではよく言われていた。私もそう思います。
でも、大人もかなり影響されちゃってんのよね。 この本でも日本がいかにテレビを重要視しているかよくわかるし、大人が率先してテレビを見て しかも影響されていたんじゃ、子どもに手本なんて見せられないかもね。 テレビ漬けで育った世代が親になっているから、当然といえば当然かもしれないのですけど・・
この本の中で紹介されている、実際フードバトルで死亡事故やドラマで使用されたナイフに纏わる事件から 暴力、フードバトル番組、ニュースの報道などの子どもに与える影響が詳しく書かれていることと そうした番組をただ取り上げるだけでなく、Vチップやデジタル放送に関する取り組みなども書かれています。
私自身、テレビはよく見ているし、好きな番組もあって、楽しませてもらっているので だからこそ、こういう事は知っておかないと!と思います。 子どもに悪い影響があるからといって、なんでもかんでも規制するというのにも疑問ですしね。 この世に暴力や汚いことがまったくないわけないんだから、隠して隠して騙していてもいいことはないと思うから。 知って、それについて考えるという動作を省かないことが、テレビだけでなく世界の悪影響を防ぐ方法だと思うのですが。
今年の2月には、テレビの内容以前に、テレビの視聴時間と子どもの成長の関係について 言及した記事もやっと出た。(やはり書籍などでは20年前くらいから言われていたが 新聞記事やニュースで見かけたのは私は初めて。ところでテレビのニュースでは取り上げられたのだろうか?
それにしても、行楽(ドラマ中の中華料理店)に勤めている人々は本当に 料理を作っていたのだけど、これはフィクションじゃないの?
欄外:昔「普通の女の子になりたい」とやめたアイドルグループがいましたが 我が家では「金儲けに飽きたからやめたんや」と親から教えられました(笑) それをうっかり仲間にいって、正しいグループ解散理由を聞かされて恥ずかしかったです。 テレビ見ながら、そんな事しか言わないのもどうよ・・(汗)
|