| 2003年09月25日(木) |
読書「コミュニケーション不全症候群」 |
中島 梓 ちくま文庫 友人に貸してた本が返って来たのがきっかけで、この本を思い出して 少し読み返してみる。 1991年に発行されたんだなあ、この本は・・ 今読むと、このころに書かれていた問題がさらに悪化しているなあと 暗澹たる気持になっていきました。 暗澹たる・・なんて一般人が使うとヘンテコなんだけど 暗くなるとかそういう日常的に使う言葉ではおっつかないので使ってみた。
過密状態で、居場所がどんどんなくなっている現代で それでも生きる場所を捜し求めて、おかしくなっていく 私達の社会を、あざとく、つきはなして、オーバー気味に書いていた。 と思ったけど、今ではオーバーでもなんでもないかもしれない。 作者の決めつけ気味が気にかかっていたけど それもあまり気にかからない。 残念だけど、この本に書かれている説明を受け入れた方が 理解し難い事件の数々が全てではないけど、説明がつく事のほうが多くなってきたかも というかあまりにも不可解だから、そして誰ももっともらしいいい訳を 出せないからなんだけど。
10年でこれなんだから、更に10年後は一体どうなっているのやら。 それでも「美人は空手4段であってはいけない」という部分は 現代は覆っているんじゃないかな? 今は一応普通の人間で、強くて美人という作品も沢山出てきているからね。 好転?した部分もあるからそんな悲観したもんでもないかも。
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