| 2003年09月03日(水) |
宝塚・ビデオ花組「あかねさす紫の花」 |
実はこの時代の話自体があまり好きではない。 政治の為の政略結婚とか、継承問題で血なまぐさい。 そして中大兄と大海人と額田の話はとりわけ理不尽で好きでない。 でも友人のススメに従ってビデオを見てみました。 やっぱり中大兄は強引で自分勝手でハラタツねんけど そこは宝塚、現実的でない美しい3人の主役たちが 負の感情を打ち消してくれて、どうにもならない恋の成り行きを あまり苦しまず見せてくれる。
ここでいう苦しみっていうのは、ちょっと誤解があるかもしれないが 相変わらず「なんでやねん、額田を返したれよ」とか思うんだけど そういう現実的な感情に負けず、2人の男の間で揺れ動く女の物語を 見ているだけでよし!と切り離してくれる潔さがある。 これが私にとっての宝塚ならでは・・・ 宝塚以外では外国の映画でしかこの切り離しはできないのよ。 生身の男性と女性でやると「ありえない」感と「ツッコミ所」満載で 物語に入り込めないどころか、物語自体に破綻を感じてしまうのだった。
女が演じる男役という存在で、ありえない物語に ありえない存在を合わせることによって私には逆に安定して 見られるしかけになっているらしい。
ありえる存在とありえない話だとどうしても、種類が違うため 納得できないまま終演を迎えてしまうのです。 私のこだわりというか、順応性の問題なのでしょうかね。
そんなわけで、美しい3人の愛憎劇はひたすら夢のように過ぎ行くのでした。 三拍子(力、金、美貌)そろった2人の男の間で悩む美しい女の物語も宝塚ならみたいのでした。 そうだ、最近の宝塚ってそういうの少ない気がする。どうよ!?
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