だから猫が飼いたいのに・・

2003年03月29日(土) 読書「ピーター流わくわく旅行術」

 岩波ジュニア新書
ピーター・フランクル著
岩波ジュニア新書で3冊目。前2冊とも学問習得術なのですが、12カ国語を操る、数学者のコツは(ピーターさんの経歴が必ず載っていると思うので見てみて、すごいから)勉強嫌いで語学オンチの私には「すごいなあ〜」と羨望の眼差しは一万光年のごとく、最初から腰が引けているのであった。ピーターさんごめん。でも読み物としてはとても楽しいのです。
そんな語学の遠巻きさに比べると今回の旅行術は断然ご近所さんでした。
もちろんピーターさんのように自由自在に動ける行動力や熱意は持っていませんが、その心意気の何分の一かは合うと思うのです。
それは巻末のピーター流旅の心得10箇条と自分流の旅のすすめを読めばわかるのです。
ピーターさんは「1人旅」を1番奨めているけど、それがどうしてもできない人の為の考え方や行動の仕方をレクチャーしてくれている。これはつまり、何事にも臨機応変に、自分の身の丈にあった旅を楽しめばいい、ということになると思う。
無理や背伸びをすることなく、自分が楽しく、気持よく旅を楽しめたらそれでいいのだと思う。
例えばツアー旅行も使い様だとか、完全に自由旅行というのが心配なら宿と交通チケットだけでも確保してから旅に出るなど。
それと同時に必ずやらなくてはならないことも書いている。それは「自分で考えること」といっていいかもしれない。
私は1人旅は国内なら当たり前のようにしている。海外ではパックツアーに1人で参加したことがあるというくらいだけど、ほぼ自由行動だったので、一人旅気分だった。そうして上手くいった経験があると断然一人旅推進派になってしまう。
団体旅行は確かに座っていれば、どこにでも連れて行ってくれて、ご飯も食べさせてくれるけど、それだけに不自由さが際立ち、私には1人よりも疲労が倍増されてしまう。
ピーターさんのいうような、自分探しや人生について考えるというような高尚な行動ができたかどうかはわからないけど、人との出会いを楽しむことは出来たと思いますし、自分で選択して、発想を転換させて行動できたので、生きていく上で大きくプラスになりました。またそれが出来ない旅行客も常に周囲にいたので、よけいに自分で判断して、責任を持つことの重要さ、その行動の(自分にとって)カッコよさは自分がどういう人間で、どういうことに価値を感じるのかわかった気がします。そしてその体験はこれからの自分の歩く路を照らしてくれる灯台のような経験になったともいえるでしょう。
この本はジュニア新書で、そのとおりまだ学校に通う人たちにぴったりの旅行本ですが、もっと旅を楽しみたいけど、その方法がよくわからない、1歩が踏み出せない人にもお勧めです。
そんな旅行の指南書というより、ピーターさんの旅行の達人、楽しみ方、人との出会い方、機転の利かせ方などその人となりにひたすら驚いて、世界や知っているはずの日本の良さを再確認するのにもよい本です。
とくに日本人の美点について知るにはよいかもしれません。
(あ〜ぷちナショナリズムに触れている(笑)
続く・・・


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