| 2002年09月19日(木) |
ビデオ雪組・役代わり公演「凱旋門」 |
東京の某リサイクルショップを覗くと「凱旋門」がありました。 定価より安いしキレイそうだったので買いました。前から気になっていたからです。
成瀬さんは主人公の友人の病院院長の役。 本公演では汐風 幸さんの役と中の説明書きに書いてあるので なんとなくもう見る前からわかってしまったような。 ・・・・そして思ったとおりだった。
お話が暗い。第二次世界大戦直前の亡命者たちの話なので仕方ないけど。 なんだかダイジェストで見ている気にもさせられました。 やはり生でみなくてはダメっすね。このテの話は・・・ そしてやっぱり本公演も見なくてはダメっすね。
悪くもなく良くもなく・・という手堅い印象。 でもやっぱり新人公演に見える。てゆーかそうなの?どうなの?
ラヴィックの朝海さんは複雑な人生と無謀な恋人に振り回されて 最後には自らの運命を収容所へときめるという本当に暗い役を それでも懸命に演じているのが、その役の人生の戦いと相乗効果で なんとか最後まで見る気にさせてくれました。 ラヴィックの恋人のジョアンはかなり背のびしているように見えた。 2人の思い出のカルバドスというお酒を飲むところとか特に・・ 好みの問題なのかなあ。享楽的で破滅に向かうジョアンを魅力的にみせるのは難しい。 本役の月影さんはどう演じたのかなあ。 臨終の場面のほとんど目を伏せている貴咲さんは美しいと思ったのも不思議。
ボリス役の安蘭けいさんはあったかい雰囲気と役がマッチしていて安心してみていられたわ。 ラヴィックを見送るシーンや女について語るところなんて青くささがなくてグー。
さてさてナルセさんは・・・ よい役なんです。あっているんです。しかし、しかし・・ ガツーンとインパクトがあるような役でない辛抱の役ですねえ。 白衣のよく似合う、育ちのよい誠実な人柄という印象を見るものに与えて きちんとお芝居しているんです。 ああ今更観劇してなかった私が何をゆうても遠吠えよね。ごめんなさい。
一番疑問はジョアンを撃ってしまうアンリさん、う〜ん。 ちょっと荷が緒重いような役でしたが、どうなんだろう?? 結構重要な役だと思うんだけど。
------------------------- 私はきっとこうして過去を少しずつ取り戻して、成瀬さんとのお別れを完了するのかもしれません。 もう遠吠えばっかし。(><)
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