| 2002年09月11日(水) |
読書「オバはん編集長でもわかる世界のオキテ」 |
福田和也著 新潮文庫 362円を読んだ。 対談形式はあまり・・とか思っていたらまたもやするする読めてしまいました。 最近苦手な形式がそうでなくなっている傾向。いいことかな。 普段、この日記でも難だか説教くさいこと書いていて何ですけど 自分では説教というより、単に頭にきて、でも腹立たしい相手に言えないから ここでウサ晴らししてるつもりなんですけど。
私は政治・経済・世界情勢・歴史とか全然わかっていない。あまり興味もなかったりする。 でもそれなりに危機感とかはあるので、知りたいとは思っています。 それでなるべく楽してわかるんだったらいいのになあ〜とこズルイことはいつも思っている。 SFなんかで出てくる睡眠学習法とか出来たらいいのになあとかノビタレベルな事も思っていたりする。 一番出来て欲しいのは語学だけどさあ。 そんなわけで、イタリア語の本も「驚くほど〜」だし他にもそんなタイトルのハウツー本を 買ってみたりすることも珍しくないのだったので、この本も当然といえば当然私向き。 著者は「悪の対話術」で知っているので、きっと辛らつに、しかし羊さんたちに 親切に書いているんだろうなあと想像するが・・ オバはん編集長って誰やねん。「新潮45」の編集長らしい。 この本のどこからどこまでがマジかどうかはわからんが、とりあえずとっかかりいいので 私みたいに、短時間でなんとなくいろんな事を知りたいと思う人にはおすすめ。 人が語っているのだから、その人の色に染まった解説なんだけど、その方がザックリ言ってて解り易い。 オバの宗雄や真紀子の間違いだらけのキャラクター造り解説や 「オドレ」とか懐かしい?シャベリで著者への切り返しなど楽しませてくれます。 どれもこれも選び難いけど、「ろしあ人を泣かせたちうごく人の話」には参りました。 何故?どうして?ひどい!なんて通用しないんだろうなあとは薄々思っていましたが つまりそういう事なんだなあ。やっぱり環境も大事ね。 環境がよすぎた為にそのツケが回ってきた日本はどこでどう開き直るのかしら?
ところでこの文庫の表紙はすごいわ。カバーかけて手元に来たから後でみてびつくりしたわ。
奇しくも今日はこの本の話題のキモの日です。 あの事件で傷を負った、追いつづけている全ての人の平安が1日も早く来ることを ただ祈るだけでごめんなさいの気持です。
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