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母性とは何ぞや     2007年10月31日(水)

今現在、乳児を抱えている。出来るところまでは母乳で育てよう、と思っていた。
長女は1歳1ヶ月まで、次女は11ヶ月まで母乳のみで育った。ミルクを与えても拒否する子供たちだった。
長男は7ヶ月で、諸事情で直接母乳をあげる事が出来なくなり、搾乳して与えた。が、やはり直接飲ませない事と疲れが重なって段々と量が減り、ミルクを嫌がらない子だったのでミルクに切り替えた。
そして現役の次男坊。歳のせいなのかなんなのか、私の疲れ(肉体的にも精神的にも)が如実に母乳の量に影響するようになった。明らかに出ている気がしないときは適当にミルクを足しつつ、ほそぼそとここまでやってきた。
離乳食も進み、よく食べよく飲んでいる。
が、彼の立派な歯によって私のチチには傷がつき、とても授乳など出来る状態ではない、という事態に何度も陥った。
それでもだましだまし直接授乳していたのだが、ある時授乳中に歯を食いしばる自分に気づき、これじゃあ赤ちゃんも幸せじゃないだろうなぁ、と思った。
そして搾乳して授乳する事にし、徐々にミルクに切り替えていくことにした。
したのだが。
いざとなると淋しいのと自己嫌悪とが襲ってくる。
まず「赤ちゃんが乳首を噛むのはお母さんの食事が原因でおっぱいがまずくなっている可能性があります」という言葉。
私は子供のために自分の食事もコントロールできないダメ人間なのだ、と。
「断乳は親の都合、卒乳は子供の都合」卒乳を考える人というのは、子供が1歳半くらいの人が多いのだ。まだ一歳にも満たないのに……、とまた落ち込む。
そして他の人の事であれば「色々な事情の人がいる、母乳でなければ!とこだわることはない」と言えるのに、自分が出来ないとこうして悩むのは、所詮私の態度は偽善だったのか、と愕然とする。私の場合、「出ない」「(赤ちゃんが)吸えない」訳ではないのが引け目になっているのだが。
あんなに恋焦がれたビールも、この自己嫌悪のせいで飲みたい気持ちが削がれてきた。それはそれでいい事か……。






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