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休日     2004年06月06日(日)

平日は、いつでも一人の時間が当たり前だから、平気だった。
休日は、子供たちがいる分、彼の不在がくっきりと浮かび上がる。
だから、なるべく普段の休日とは違う事を。いつもはお出かけして、車の中でラジオを聞くから、ラジオはつけなかった。
それでも、久しぶりに泣けて泣けてしょうがなかった。
お隣がお庭でしているバーベキューや、お向かいの家族揃ってのお出かけが、羨ましくてしょうがなかった。同じお仕事なのに、なんでうちだけいないんだろう?

土曜日の午後、届いたエアメイル。可愛い可愛いペンダントが入って。
子供たちに「手紙を読んで」とせがまれたけれど、涙が出て来て読めなかった。
友達からの電話で優しい言葉をかけられて、ようやく涙を飲み込んだ。

3ヶ月経てば帰って来ると分かっていても、こんなに涙が出るのなら、永遠に彼を失う事になったらどうなるのだろう。
橋田信介さんの奥様の気丈な姿を拝見する度に、その裏側にあるものを想像して胸が痛くなる。でも、もしあの立場になったら、私も態度はもっとふにゃふにゃでも、口にする言葉はああいう風にあろうとするだろう。
でなければ、亡くなった本人も、その成し遂げた仕事も、志半ばで成し遂げられなかった仕事も、送りだした自分も、待ち続けた自分も、全てが無になってしまうような気がする。
もちろん、あんな悲劇があってはいけないのはもちろんだけど。






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