宮本輝『錦繍』を読む。私の大好きな本ベストテンには必ず入るであろう作品。その前はデクスター、太宰(『斜陽』これはまだ途中)を並行して読んでいた。 読書をしたいのだけど、未知の作品世界に入り込むのが何故か怖くて、既読の作品ばかり読んでしまう。あぁ、読書感想文もまったく更新していないし(汗)。 接続が安定する間ではしばらく更新する気分にはなれないと思われ。
好きな作品を読むと安心出来る。『錦繍』も、デクスターも『斜陽』もいい。 宮本作品に出て来る人物は働く悪事でさえも清冽過ぎて浮き世離れして感じられる時もあるが、やはり性善説の方がいいなぁと実感する。 書簡を交わす主人公の女性も男性も、本人の意思と関係のない所で運命(むむむ)に翻弄される姿は他人事とは思えず少なからず動揺してしまう。 それでもこのように美しい心持ちでいられるものだろうか、と自問するも私には到底出来ない話しである。
生きる事に意味を見出そうとすれば自ずと傲慢になる。意味などないと思えば、生が始まりで死が終わりだという定義も意味をなさなくなる。 人間に価値などあるのだろうか。価値があるとすれば、それは行為なのか思考なのか。
そんな事考えて何になるんだ。 それより誰か禁煙方法教えて下さい。人生で今まで2度成功してるんだけど、成功は失敗のモト。 成功するから失敗するんだな。なんかねぇ……。
高校の時のクラスの卒業文集で、個人のページには共通の質問事項が用意してあったんだけど、その中に「生まれ変わったら何になりたいか」という質問があった。 ある女の子は『食べても太らない体質』って(笑)。しばらく笑ったね。というか秀逸な答えだと思いません? 私なんて書いたんだっけな……。思い出せないな。キャラ的には今と変わらぬ女を捨てた鬼畜系だったのだけど、ガラにもなくすごい乙女チックな事書いたのは覚えてる。消したい過去なのか。そんな事言ったら過去のない人間になってしまわい。 あ、思い出した。でも顔から火が出るほど恥ずかしい。忘れよう。
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