| 2004年11月17日(水) |
NPBクラブにユースは? |
あぶさんの息子の景虎は中学卒業時に福岡に指名されたものの 入団を辞退。無名の高校を甲子園に導いた後、大阪に入団しました
で、今日、本当に「中学卒の選手」辻本投手を西宮が指名しました。
ちょうどサッカーで言えばユース世代。 今の野球クラブは「ユース」を持っているチームはありません。 南海が「ジュニアホークス」という一種の「ジュニアユース」を 持っていましたが、基本的には「高校」の世代で育成は切れてしまう ものです。 (ジュニアホークスも実際は、将来の南海球団の人材育成というより 少年野球普及の一環だったように思えます)
現状では仮に各クラブが「ユース」を創設したとしても、 「高校野球選手権」への道を捨てる進路を選ぶ球児は少ないでしょう。 ユースチームが地区予選や選考大会などに出られるならいいのですが。
いずれにせよ、NPBには「ユース世代」を育てるノウハウは ないはずです。トップチームの感覚で辻本を指導するのは危険な 気がします。素材は大人並だから同じような指導で大丈夫だろう などと考えず、相応の育成方法を検討したほうがいいでしょう。 「最年少××」を目論んで無理に登板などというのはもっての他。
仮に3年間、いや5年かかってたとしても、一貫した育成ができるか どうかが、西宮の、いやNPBへの課題かもしれません。
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