ねぎぼう業務日報

2004年05月23日(日) フローラと夢とミキ

3人はともに「アンドロイド・ガール」です。

今日のデカ、放映前のあらすじなどをちらほら見ていて、
超人機メタルダー第31話「瞬転を狙え!愛を夢みる少女」が
頭に浮かびました。

ゴッドネロスがメタルダー抹殺のために送り込んだアンドロイド「夢」。
ロボット人間剣流星がメタルダーに瞬転するときの一瞬の無防備状態を
感知して爆発するような仕組み。

「夢ちゃん」には「流星を油断させ、近づけるため」の「心の回路」が
セットされていましたが、これがICチップ1個。
心そのものはデフォルトで備わっていたようです。
アンドロイドガール・フローラは「基本プログラム」と「空きのHD」
が「心の回路」に相当。容量が空なだけに最初は感情を表情という形で
表現するすべも知りませんでした。
ほぼ20年前と現在のコンピュータ(パソコン)観の変化が設定にも
出ているようです。

流星、センちゃんがともに「楽しい記憶でいっぱいにする」という
行動をとったのですが、その目的や心理状況は微妙に違いました。
流星は同じロボット人間として夢ちゃんの運命を悲しみ、
「楽しい記憶で記憶回路をいっぱいにすること」を「手向け」に
しようという意識がみられたのに対し、センちゃんは「楽しい記憶の
積み重ねによって正しい心を育てよう」という警察官としての意向が
働いているようです。
こういう違いは立場、時期(前者はシリーズ後半、後者はシリーズ
前半)からもきているのかもしれません。

フローラがマシンモンンスター・ギーガスの“頭脳”として作った
機械・メリアであるという設定は、「超電子バイオマン」の
メカ人間ミキとサタンメガスの関係をすこし髣髴させるような
気がします。ミキの意志に関係なくサタンメガスにエネルギーを
送り込むシステムになっており、自分自身の存在が大切な人達を
窮地に追い込むことに苦しんだミキが、命と引き換えにサタン
メガスの復活を止めたという話。
(43話「セーラー服の戦士」&44話「美しき良心回路」)
デカ後編でもフローラが決意をもって姿を消すというあらすじが
公表されています。

「瞬転・・・」も「美しき・・・」も屈指のエピソードになっていますが、
果たしてフローラ編はどうなるでしょう?


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