3人はともに「アンドロイド・ガール」です。
今日のデカ、放映前のあらすじなどをちらほら見ていて、 超人機メタルダー第31話「瞬転を狙え!愛を夢みる少女」が 頭に浮かびました。
ゴッドネロスがメタルダー抹殺のために送り込んだアンドロイド「夢」。 ロボット人間剣流星がメタルダーに瞬転するときの一瞬の無防備状態を 感知して爆発するような仕組み。
「夢ちゃん」には「流星を油断させ、近づけるため」の「心の回路」が セットされていましたが、これがICチップ1個。 心そのものはデフォルトで備わっていたようです。 アンドロイドガール・フローラは「基本プログラム」と「空きのHD」 が「心の回路」に相当。容量が空なだけに最初は感情を表情という形で 表現するすべも知りませんでした。 ほぼ20年前と現在のコンピュータ(パソコン)観の変化が設定にも 出ているようです。
流星、センちゃんがともに「楽しい記憶でいっぱいにする」という 行動をとったのですが、その目的や心理状況は微妙に違いました。 流星は同じロボット人間として夢ちゃんの運命を悲しみ、 「楽しい記憶で記憶回路をいっぱいにすること」を「手向け」に しようという意識がみられたのに対し、センちゃんは「楽しい記憶の 積み重ねによって正しい心を育てよう」という警察官としての意向が 働いているようです。 こういう違いは立場、時期(前者はシリーズ後半、後者はシリーズ 前半)からもきているのかもしれません。
フローラがマシンモンンスター・ギーガスの“頭脳”として作った 機械・メリアであるという設定は、「超電子バイオマン」の メカ人間ミキとサタンメガスの関係をすこし髣髴させるような 気がします。ミキの意志に関係なくサタンメガスにエネルギーを 送り込むシステムになっており、自分自身の存在が大切な人達を 窮地に追い込むことに苦しんだミキが、命と引き換えにサタン メガスの復活を止めたという話。 (43話「セーラー服の戦士」&44話「美しき良心回路」) デカ後編でもフローラが決意をもって姿を消すというあらすじが 公表されています。
「瞬転・・・」も「美しき・・・」も屈指のエピソードになっていますが、 果たしてフローラ編はどうなるでしょう?
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