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2004年12月07日(火)
いとしい

きょう 学校へ行ったら わたしの 愛する人に会えた ほんとうに 偶然だったから とてもとても うれしかった 

電話で話していたのは つい 1週間ほど前だったのだけれど ほんとうに つよく 会いたい と 思っていた人だったので そして ここには いないだろうと 思っていたので 部屋を出て 階段のあたりの廊下で 声をかけられたとき 奇跡じゃないかと思った

なつかしくて あいたくて こいしくて そんな感じに 心をわしづかみにされたみたいで 

あいたかったあいたかったあいたかった あいしてるあいしてるあいしてる って 何度も 云った しばらく ぼんやりとしてしまった 

ごめん これから 人と会うんだ とか 云われて いやだ せっかくあえたのに 別れたくない って云ったら ちゃんづけで呼ばれて いい子にしてね? って。

先月 ジブリで有名なところから 本出したよ もしかしたら まだ 書籍部には残っているかも って聞いたので じゃあ絶対買う! って答えたら 立ち読みで十分 って 云われた。 

いとしい人の手による本は 絶対ほしい 手元においておきたい。

だから 絶対 買うんだと思った。

それなのに 校舎を出て キャンパスの中を 携帯のカメラで 写す間に そのことを するりと忘れてしまって そのまま 西門を出て 帰りの自動車に乗り込んでしまっていた。 

ぼんやりしていたのだと 思う。 

携帯のデータフォルダに残っている その人の写真と キャンパスの写真を 見ながら やっぱり 今もまだ ぼんやりとしている。 

帰り 本屋さんに 寄ってみようかと思っている。

本名で出してるし 絶対にわかるよ。 って。 

だから ここでは 本のタイトルも その人の名前も ないしょです。