これはあのバイクの総走行距離です。
去年の春。長男が中型免許(今は普通二輪と言うそうですね)を取って、それまで動かさなかったので、動かなくなっていたバイクを、どうにかこうにか動くようにしてしまった時、走行距離は4000kmに満たなかった。
思えば、バイクに乗り始めてから、急激に殿に近づいていった長男。 バイクのメンテのことで相談し、どこかへ走りに行けば、どんな風だったと話をし。
バイクに乗り始める前は きっと10000km近くも離れていたんだろうな。それを近づけてくれたのは あのバイクだったんだ。
そのバイクも廃車が決まりました。 フレームが曲がってしまっていては、どうやっても治す事はできませんからね。
土曜日、次男とチビを連れて見舞いに行ったとき、「治せるものなら一緒に治そうな」と言っていた長男。 「でも、治らなかったらどうなるの?」と聞く。
廃車決定していたものだから、つまりながらも「廃車するしかないよね」と言うと、「乗れずに壊しちゃってごめんな」と次男に謝っていた。
そう言えば、事故を起こした晩も、さまざまな検査を行った後、やっと病室に収まったのは夜中の二時近かったのだが、私の顔を見るなり、「バイク壊しちゃったみたい。ごめんね」。 殿の顔を見て「事故なんて起こしてごめんね」と言っていた。
もう謝らなくていいよ。 バイクは壊れても、乗りたいと思えば買うことが出来るけれど、キミは買えないからね。 たとえ骨を折っても、生きていれば、治す事が出来るんだからね。
それにしても バイクをあんなにメチャクチャにした割には、奇跡が起きたのでは?と言えるほどの怪我。 もちろん大腿骨は折れ、もう一方の膝のお皿も上の方を骨折。今日は左小指から手首に伸びている骨が折れているかヒビが入っている事が判明したけれど。 それにしては 擦り傷が思ったほど少ない。
おそらく、ぶつかり方もあったのだろうけれど、バイクが犠牲になって長男を上手い具合に吹っ飛ばしてくれたみたい。 また吹っ飛ばされて着地するときには きっと私の父が受け止めてくれたのだろう。
そうとしか思えないほど、本当に奇跡的に助かったと言っても過言ではないほどの バイクの損傷なのだから。
この運の強さをこれから先、生かして欲しい。 早く良くなれ。 頑張れ。 長男。
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