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2002年10月01日(火) 泥沼への招待状

こんばんわ。台風大好きおやびんです。

前回の台風の時は歯石を取りに行った。
その前の時はコンビニにアイスを買いに行った。

そして「戦後最大級」が謳い文句の今日の台風では、
やっと念願かなって傘がぶっ壊れた。
一度体験してみたかった。

ニュースを見てると必ず映し出される、あの映像。
傘がお猪口型になって骨がむき出しになる、あの映像。
テレビを見てるときは、

「こんな時に傘なんて差してんじゃねえよ。」と思ってたけど、

実際、自分が体験してみると、可笑しいのなんのって。

いや〜、久々に楽しいひとときを過ごした。
あ、不謹慎?


さて。

10月になった。
いよいよ秋だ。
本格的な秋に突入した。
食欲も前にも増して出てくる時期だし、
秋物の洋服にも心が奪われる。

そしてなにより、遊ぶには絶好の行楽の季節だ。

なのに、
なのに、
私のところにだけ、そんな夢のような秋は訪れず、
一気に厳冬の世界に入り込んでしまった感がある。

と、いうのも、
先月末に私のところに
その冷たい泥沼への招待状がやってきたのだ。

ええ。確かに私に欠けてるものは、
主婦としての自覚であり、
金銭感覚であろうことは、
そんなことはいちいち言われなくても、充分わかってはいたよ。
誰に言われてるんでしょう。いったい。

でもね、
こんなに一気に何通も来なくてもいいと思んだよね。招待状。

そこにはね、
なんともご丁寧に私が購入した商品、日付、店舗が
それはそれは詳細に記されていて、

過去を振り返らないことをモットーとして生きてきた前向きな私としては、
とっくに忘れていた商品ありーの、

すでに腹の中に入り、なおかつ、「便どっさり」のおかげで、
翌日には体外に放出された飲食物ありーの、

また、ちょいと軽い気持ちで拝借した福沢諭吉ありーの、

間寛平は、かいーの、
(あ、すみません。)


それはもう目の玉が飛び出るくらいの金額が

「10月4日に指定の口座から引き落とされます」

と書かれているわけだ。

いや。待ってくれ。引き落とすな。
勝手に落とすな。なにしやがるんだ。

と、私が泣こうが喚こうが、

「引き落とされます」だもんな。

もう誰も止めることなんか出来ないわけよ。


ま、買ったのは私だし、
食ったのも私だし、
使ったのも結局は私なのでね、
私はちゃんと払うよ。

ええ。払いますったら。

でも、それを払っちまったら、我が家は生活ができなくなるわけで、父さん。
純です。内田有紀とほんとにデキちまいました。
(あ、すみません。第二弾)

さて、どうしたら良いものかと、
私は必死に3分ほど悩んだわけであります。


そして3分後。
カップ麺が出来上がったころに、一つの回答が出された。



「無いものはしょうがない。」


これだ。
そうだったのだ。
無いものは逆立ちしながら鼻くそほじくったって出やしないのです。

ならば、作るしかないではないか。

これしかない。

しかも、一昨日は競馬のある日。
それもG1。

私はしばし、自分が進むべく道が見つかった喜びに浸っていた。
今、財布の中にあるお金を全額つぎ込めば、
借金も返せる上にお釣りがくるではないか。

こうなったら一か八かだ。
木村一八です。父は横山やすしです。タクシーの運転手さんを殴りました。
(あ、すみません。第三弾)

そうと決まったら、善は急げ。
化粧なんてしてる場合じゃねえ。
スッピンのまま、いざ出陣だ。こええぞ。ほっとけ。
血気盛んに新宿に向かった私。
ダンナに頼まれた馬券もついでに買った私。

そして、
そして、
みごと撃沈。
ダンナの馬も一緒に沈没。二人揃ってタイタニック。不審船。
あぶねえ。あぶねえ。

乾杯だった。
違う。
こんな時に乾杯してどうする。

完敗だよ。完敗。
惜敗とかじゃなく、完敗。

ああ。どうしてくれよう。
ほんとに。


しかたなくダンナに相談した私に
ダンナは言い放ちましたね。
ええ、たった一言。



「借金は男の勲章よ。クヨクヨすんな!」



いや・・だから・・その・・・

私、男じゃないし。
そんな勲章、欲しくないし。


ってことで、
10月だというのに、
大変惨めなチマチマした生活を送ってる。
爪に火をともすような借金生活に突入した。



貧〜〜しさに〜〜負けた〜〜〜♪
い〜え↑競馬に〜〜〜負けた〜〜〜♪


歌ってる場合じゃねえだろ!
どうすんだよ。明日から。










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