非日常かもしれない日々

■ 久しぶりの・・・ 2002年07月14日(日)
7月13日の日記今日アップしました。まずは、それを読んで下さい。

彼は予定よりも1時間、遅刻してきた。
昼に車が壊れたらしい・・
車の事は良くわからないが、冷却水が通るポンプが破裂してオーバーヒート。
直す間もなく彼は出発した。
水温計は常に振り切っている状態。
ちなみに彼と私の距離は車で約4時間。
信号も渋滞もなければ何とか走るが、止まるとそのまま・・って状態だったらしい。
そんな状態なのに・・・
あたしに会いに来る彼って・・・

店に24時に迎えに来る予定だったけど、そんな調子なのであたしは先に家で彼を待った。

部屋に彼が入ってきて
「車は大丈夫なの?帰りはどうするの?」
ってあたしが聞くと
「マジでやばいよ〜。明日は夜中に帰らないと・・昼間は道が混んでてやばい」
「急に破裂しちゃってさ!横浜に来れないかと思ったよ!」
って。

3ヶ月ぶりの彼は長かった髪をバッサリ切っていた。
いつもジャージかスーツで怪しい雰囲気をかもし出していたのに
初めて見る彼のジーンズ姿。
それでも「休日のホストクラブの親玉」みたいだけど(爆)
本人曰く「丘サーファーならぬ”山サーファー”(彼がいる県が山なので)」だとさ・・・
でも・・久しぶりに見る彼。
こんなにいい男だったかな?
少し痩せて日焼けしていて・・
元々、あたしの好みじゃないんだけど・・・
凄く素敵で見とれてしまう・・・

あたしは・・・
何故か物凄く緊張していた。
彼に会ったら、いつものように抱きつこうと思ったのに出来なかった・・
ソファーに並んで座って
「御飯、今食べる?」
「5時間もかかったの?大変だったね!」なんて差し障りのない事聞いて・・・

でも・・・
「疲れたよ〜」
って彼があたしを抱き寄せたから・・
あたしからキスした。
彼はキスにいつものように応じながら
「樹杏に犯されてる気分」って笑った。

あたしが作った御飯食べて・・・
何度もキスして・・・

「さあ、頭洗ってあげるから」ってあたしは彼の手を取る。

3ヶ月前と同じように、あたしは彼の頭を洗い
体を互いに洗いあっこ。
あたしが彼の体を洗っていると
「ホント、お前ってたまに”お母さん”みたいだよな。樹杏は年上だし〜」
「君だってガキみたい」
「そう。僕は子供〜〜」
「でかいガキ!」

「一緒に寝ない」って言ってたくせに

彼は優しくあたしを愛撫する・・・
いつもは「遅い」彼が早く果てた・・・

朝、目が覚めると彼はまだ鼾をかいていた。
来る前日に4時間しか寝てないらしいから、そっと寝かしておく。
でも彼は寝ぼけながらも離れたあたしを抱き寄せる・・・
今日は暑くて、くっついていると汗をかくけど、あたしは彼に寄り添う・・・
「起きたの?」
「起きてないよ〜」
って彼は目を瞑ったまま、にやっと笑う。
そしていつものように「おはようのキス」

いっぱい、いっぱいキスしてるうちにまた彼に愛撫される・・・

終わった後、あたしが立ち上がると
「どこ行くの?」
「シャワー浴びてくる」
「俺も行く!」
「あんたは絶対にあたしと一緒に風呂に入りたいのね!」
「当たり前だろ」
今度は、あたしが彼に頭を洗ってもらう番・・・

昼御飯を食べて、ウダウダとTVを見る。
あたしは今日は仕事。
何度も
「おなか痛いって言って休んじゃえ。俺は遅くに帰るのに」
って彼は言う。
前なら
「サボらないで仕事に行け」って言う人だった。

あたしの携帯で、たくさん写真を撮った。
もちろん「エロ待ち受け」撮られた。
ちなみに今までの彼の待ち受けは「樹杏のおっぱい」
二人で写真撮った。彼が撮ってくれた。
「お前って本当に写真写りわりぃ〜よな」って言いながら・・
彼の写真もあたしが撮った。
あたしがレンズを彼に向けると、急に前髪を整えるから笑った。
あたしは彼の写真を待ち受けにした。
店の女の子に見せたら
「うわぁ〜かっこいい!。ホストみたい」って言われて逆に不安・・・

ずっと、あたしは彼の腕の中。
あたしは猫のように彼に甘える。
TVを見てる時も彼と何度もキスをする・・・
昔と変わらない・・・・

そのうちソファーの上で、あたしから彼の体を舌で愛撫する・・・
「ベッドに行こう」って彼が言い出す・・・
また二人でシャワーを浴びる。
いつも先に、あたしが一人でシャワー浴びるのに、彼は絶対に入ってくる。
また体の洗いあっこ(笑)

水を入れるペットボトルがないので近くのコンビニに二人で行く。
彼の車がオーバーヒートしてるから予備の水を入れたい。
でも家には大きなペットボトルはないから水を買いに行く。
歩きながら
「どうして君はそんなに甘えん坊なの?」
「お前がいると甘えちゃうの当たり前じゃん」

「○ちゃん(彼)の下着、たんすの中にあるけどどうする?」
「そんな事言って、他の男のパンツじゃないの?」
「違うよ!」
「ホントだ。俺もう、ここに来ないかもしれないのに(笑)」
「来ないの?」
「嘘だよ。来るよ(笑)だからパンツはそのまま、しまっておいて」

あたしは彼のロレックスを腕にはめる。
「お前、何で俺のロレックスしてるんだよ?!」
「返さない!」
「それは俺の宝物だから駄目だよ」
「駄目!”物ジチ!!」
「”物ジチ"ってなんだよ?!」
「人質じゃなくて”物ジチ”ロレックスをあたしが持ってると○ちゃんはまた来なきゃいけないでしょ?」
「仕事に余裕が出来たら何回も来るよ(笑)」

出かける直前まで、彼はあたしを離さない。
あたしは彼に寄り添う。
何度もキスをする。彼はあたしの頭をずっと撫でてる・・・
彼がまどろみ始める・・
「あたしも眠くなった・・仕事に行きたくないよ」
「寝ちゃえよ(行くなって事)一緒に眠ろう」
あたしは彼の頭を撫でながら
「あたしに会えて楽しかった?」
「楽しかったよ」キスをする。
「車壊れてるのに来てくれて・・ありがとう」
「素直じゃん」
「大好きだよ」
「ばか(笑)」

玄関を出る時、あたし達は抱き合う。
キスをする。
あたしは彼の耳を軽く噛んで
「愛してる」と囁いた・・
彼は・・・笑った・・・
「またね!会いに来るから」

相変わらず、彼は口が悪い。
あたしをからかって楽しむ。
良く、あたし達の会話を聞いて
「あんた達は夫婦漫才か?」って言われる。
今日も・・変わらない・・・

その後も仕事の合間に彼と携帯で話す。
さっきまで一緒にいたのに・・・
二人の会話は弾む・・・

ごまかしながらも車は何とか走っているらしい・・・

オーバーヒートしながらも、あたしに5時間もかけて車で会いに来た彼・・・

いつも一緒にいる頃は
「○ちゃんみたいに素敵な人が、あたしなんかを愛してる訳ない!」
って言って彼を困らせたのに。
彼にも知人にも
「樹杏って、どうして他人に対していつも疑心暗鬼なの」って言われる。
お陰で人に騙された経験はないけど・・・
今日、彼の瞳を見つめて思った。
まっすぐにあたしを見つめる彼の瞳・・・・

「愛してる」って言葉はなくても・・・
彼の瞳が・・
「愛してる」って言っていた・・・

「また来るよ。絶対に!」




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Arranged + Written by 樹杏(じゅあん)

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