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2003年09月19日(金) ぼくらはみんな生きている

ビデオにとって、まだ観てません。


『ぼくらはみんな生きている』
中2の秋頃、近くの本屋さんで一番気になる本がこれだった。
南条あやさんの『卒業式まで死にません』と結構迷った。
結局雪が降ってから、『ぼくらはみんな生きている』を買った。

記憶喪失。
ドラマなどで耳にする言葉だ。
むしろ、ドラマでしか聞いたことがなかった。
実際に起こることだから名前がついてるのに、
TVの中の言葉になっていた。
あたしの中では。

それをくつがえすような本だった。

記憶を失くす。
想像も出来ない。
周りは知らない人ばかり。
見るものすべてが未知。
文字も言葉もわからない。
コワイ。
コワイ。
コワイ。

それでも、いきてる。
生きてる。
頑張って、生きてる。

そんな坪倉さんに対して、少し…どころじゃなく、尊敬。
人間ってすごい。


昨日、ドラマが始まる前に読みたくなって、一気に読んだ。
いつ読んでも、心が温かくなる。
そんな本だった。


セツカ |MAIL