今月は、なんといっても、ダントツで雪組全ツだ。「銀の狼」は、重すぎず軽すぎず。シルバ(っていうかコムロさん?)のあのお尻から足のラインがスッとしていて見惚れるよ。あとはシルバとレイのラストの絡みが、ぐぐっと引き込まれた。
ハコの大きさが丁度良いなあ、と思った。盆やセリがないのはやっぱり淋しいけど、実は本公演ではあまり観たいとは思わない。(北とぴあなら、盆もセリもあるぞ)
「ワンダーランド」も、本公演よりコンパクトになって、その分まとまりがあったんぢゃないか。
菊五郎劇団の「児雷也」は、あれは最後が甘いというか、このご時世だからそういう結末なのかな、という気がするのだけど(原典は知らない)。
燐光群「パーマネント・ウェイ」は、セットも実際に線路を敷いて驚くし(トラムに線路)、その中身──遺族、生存者、レールトレインの各立場の証言もまた見応えあった。(イラクの件は、ちょっとどうかなと思ったけど)
作品のことではなくて(途中までしか観てないし)。
ギャルソン姿の沢音さんを発見してしまったよ。まだ小技が利かせられていなくて、すごく手持ちぶさたな小芝居してるのが、若いなあ。ほかには、シナちゃんの頭の位置が立樹さんの肩のところだ、とか。ハイメは途中から杖なしで普通に歩いていたけど、いいのか? しかしまあ、お日様芸風の立樹さんとシナちゃんのキスシーンは、なんだか初々しいわ。
美郷さんのオヤジ力はスゲーや(公演が違ってますyo)。安蘭けいさんは、このころからやっぱり凄いというか、重みがあるというか、地に足ついてるというか。
JAZZY は、ストーリーのことを考えるの止めたら、それなりにオモシロイんぢゃないかと思う。しかしあの尻切れトンボっぷり、谷センセー、思いきり力技だな。
アイリッシュ・ダンスの音楽。あれは録音ぢゃないのが、オーケストラもやればできるぢゃん。ドラムがちょっとバタバタしてるけど、ルナサばりだよ。バイオリンが。曲はオリジナルなのかな。トラッドのような気はするなあ。
ショーも、格好いい場面ばかりでねー。プロローグは戦隊モノっぽいけど。砂のところ以外は、確か録音ではなかったような。やろうと思えば出来るんだよ、やっぱり。ドラムの音が軽いけど。(エー) CD買ってしまうかも。
砂のところは、なかなか彩乃さんの真骨頂だと思う。満点星の時のサソリの女王みたいなのとか、上手い。
醤爆茄子(ジャンボウチェズ 茄子甘味噌炒め定食)