夏で暑いから、と言い訳。観劇モチベーションが下がっている。お盆の雷も痛かった。とにかく全然観てないの。
今月は、かもねぎショットの『ロシアと20人の女たち』が一等おもしろかった。だらだらと、「きっとロシアに違いない」という思い込みから、知っているロシア(の女たち)の断片をつなぎ合わせていく女達の物語だけど、各人の成りきりっぷりも良かったし、果てしなく続く感じも広大なロシアみたいで。(わけわかんないよ)
『モーツアルト!』は、『花の紅天狗』を思い出してしまい、別の意味でオモシロかった。『エリザベート』みたいの昂揚感までには到達せず。
『長崎しぐれ坂』は8月は、「意外といい話かもしれない」マジックの働く前方席だったので、たっぷりと、館岡さんを堪能。カッコイイ。「江戸の仇を長崎で」ってまんまセリフにあるぢゃんね。ついでに湖月さんの岡っ引きぶりも堪能。それだけにやはり、「宝塚の作品」になっていなかったのが、どうもね。
『霧のミラノ』は、チャンポンして悪酔いした感じで。悪くはないのだけど。カールハインツがロレンツォを射殺するに至る動機が弱すぎて取って付けたみたいで、どうにもこうにも。とにかくあの最後はそれまでを一遍で台無しにしていると云うのは、言い過ぎ? 『ワンダーランド!』のカウボーイの貴城けいさんは、スペースカウボーイとばかり思っていたさ。あの突拍子もない色の衣装から。
『ドレッサー』も、ピリリとは来なかった。それは私が非常に眠い状態で観に行ってしまったからだ。
今月はいろいろ見逃しているので、それを挙げてもきりがない。9月以降は、なるべく観たいと思ったものは観に行くように努力しよう。
シーザーサラダサンド、アップルパイ