引きずるなあ。このショーのおかげで、二度ほど寝不足になっている。テーマ曲や、白昼夢で使われた各歌謡曲が頭の中をぐるぐる回って、いけない。
よく考えてみると、タイトルに「ドリーム」をくっつけてお茶を濁しているけど、結構その中味は暗いのではないかと、踏んでいる。
というか。
わたしの中では朝海ひかる氏というのは5組のトップさんの中で一番華奢ということになっているので、その華奢さは、なんというか、ショーでは〔プラス浮上することが稀(浮上したとしても捻りがある)な〕ロックなヒトと云う連想を働かせる。
『タカラヅカ・ドリーム・キングダム』は、テーマ曲のメロディラインは上昇してあまつさえ前向きにも聴こえるのだけど、実際には各場面ともその内容が明るいわけではなく、むしろ刹那的で、そんなところはロックな朝海氏と相性がいいではないかと、思ってみたりするのだ。(強引だよ)
雪組のショーだけに限った話ではないけど、多分演出家の世代ということもあると思うのだけど、宝塚のショーは、私が宝塚を見始めた頃(1992年、忘れられませんよ)と比べて、総じて暗くなっている印象がある。
ROSE は、雰囲気が「遠い音楽」くらいまでの zabadak っぽいんだよね。吉良さんのマニアックな感じって云うか。(上野さんの暖簾別けのあとの zabadak からは遠ざかってしまったからなあ、よくわからないのだよ)その時点でね。
すし折みたいな(違うけど)