劇場の売店でサンドイッチ(小)を購入し、座席で食べました。カレーライス、ぢゃなくて「銀座のカレーパン」だったのね。いかに普段売店を利用していないかが良くわかる結果だ。
なんだかんだと、1月はあまり宝塚に熱心ではなく、スカイステージも結局ろくに見ていない有り様なのだが、それが効を奏したのか、単に前のほうで観たからなのか、意外とおもしろかった。話の筋はともかく(あれはまともに付き合ったらいけない)。公演も終盤だということもあるだろうし。
まず、新作発表会の社内発表会(って云うかリハーサル? 練習?)で、いやにノリノリでひとり踊りまくってるミルボン。安城、沢音の両社員がそんな彼を見て明らかに引いていた。社員・安城にケリ食らわせてたり、フラダンスになってしまって、安城、沢音両社員に止められているのとか、フォルダを落とした秘書スーザンと、音がしそうな感じで「フォーリン・ラブ」なとことか、かしげさんの髪の毛いじりにチャレンジ! とか、結構やりたい放題。
普通に考えたらミルボンたいな立場は一応はエリート社員だと思うんだけどな、と思ってみたが。恐らく多分エルグランド社はキャラ採用なのではないかと。
絶対ジェイクが手を出さなさそうな秘書スーザンは、秘書としてかなり有能だと思う。
場面は前後するが、チャンさん一家は、東南アジアの森の奥(どこ)で細々とコピー下着を作っている割には、着ているものが上等とか、電話があるから全然貧乏ぢゃないぢゃん、とか、電線がないとか、まあいろいろと突っ込まれているけど、電線がないのは衛星電話を使っているからだと、わたしは思う。エルグランド社の幹部役員が唸るくらい仕立ての腕がいいのだから、実はあれで実入りがいいのかもしれない。
それにしても、チャンさんが18才くらいの設定というと、ソニンは14〜16くらいか。少女っていうか、プチ子役ではないのか。
新宿の場面で銀橋に出てくるロリータ三人娘を顔を緩ませて眺めていたのを、山科愛さんにしっかり見られてしまっていた、ような気がする。……気のせいだろう。
白狼が「ゥワォーン」と遠吠えするところは、いつ見ても笑い出しそうになる。
沢音和希さんと柊巴さんは近くにいることが多いので探す手間が省けるというか一石二鳥で、フィナーレなどは山科愛さんも含めて下手でかたまっていたので、なかなか、目においしい。下手側の席でよかった。(本当に柊さんはいつもニコニコ笑っているよなあ)
列的には、ROSSOの薔薇の着地ポイントだったけれど、番号が若かった。
たしかお父さんがフィンセントに殴りかかるところだったと記憶しているが(違うかも, でも親子がらみの場面ではあったような)、ピロリンぴろりんと、携帯電話の着信音がした。
誰だ、そんな無粋なことをするのは。電源切ってあるか確認せい、と云ってるぢゃん。
今更特殊シールドを使うわけにもいかないだろうから、妨害電波を出すしかないのではないかな、と無責任にも考える。もっとも携帯電話等通話機能抑止装置の使用には無線局の免許が必要なのと、一台あたり100万とか200万とかするので(当然といえば当然)、いまだ多くの劇場で(いわゆる大劇場でさえ)なかなか導入に至らない理由の要因になっているのではないかな、と思っている。(日生劇場は設置されている)
たとえば開演前に客席いじりをしても、無くならないものは無くならないからねえ。宝塚ではサクラ動員も難しいだろうし(OG観劇日とか、注目されることを承知でやってみるという手はあるかも)(でもねえ)。こればかりは。観客のモラルが当てにならないのなら、やはり実力行使しかないと思う。
「劇場の神様」(シアター1010)を観たときに、「携帯電話の電波が届かないようになっているから、電源を入れておくと無駄に電池がなくなるだけです」(主旨)と云うアナウンスが、今まで聞いた携帯系のアナウンスで、一番おもしろかった。あとは「なにわバタフライ」の時の三谷幸喜さんのアナウンスとか。宝塚のアナウンスの良いところは、「マナーモードに設定のうえ、電源をお切りください」と云う頓珍漢なことを云わないところだ。
やきそば