日々妄想
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| 2012年06月17日(日) |
どうでもいい父の日妄想 |
父の日ですね。 という事で父の日妄想を考えていたんですよ。 なっちゃんがね、重いため息をついているんで、そういうのをみたら放っておけないフェミ魂のガイが声をかけるんですよ。 なっちゃんは来るべき父の日の事を考えて困っているんですよ。 インゴベルト陛下にはあらかじめプレゼントを買って、父の日に渡るように手配済み。でもラルゴには何も用意していない。 今から買うとしても彼の好みなどを何も知らないので、なっちゃんは困り果てていた、と。 それを聞いてガイは笑って「そういう君の気持ちが一番の贈り物だと思うよ」とか言うんですよ。なっちゃんが「そうでしょうか」とまだ不安げなので 「ああそうさ。何も物にこだわることはないんじゃないかい。たとえば気持ちをカードにしたためてみるとか」と後押ししたら、なっちゃんが顔を輝かせて 「そうですわね、何も物にこだわる事はありませんわね。私、頑張ってお菓子を手作りして、カードと共に贈ってみますわ」と吹っ切れた様子で、ガイにお礼を言って立ち去ってしまうわけです。 ガイが「あ、え、……え?ナ、ナタリア?」みたいにその後姿を呆然と見守っていると、背後で楽しんでいるのを隠しもしない声がかかるわけですよ。 「いやあ、ガイも策士ですね。手を汚さずにラルゴを葬りますか」 「ナタリア張り切っているから、いつもより凄いモン作るんだろうなー。ラルゴの胃袋がクリフォト行きなのは間違いないよなー」 振り返ると、ジェイドとルークがニヤニヤ笑っているわけです。 「ちょ、お、俺のせいになるのか?」 と涙目になっちゃうガイ。
んで、なんだかんだあって、結局なっちゃんは見た目も、そして間違いなく味も超一級なデス料理をつくり上げ、カードを添えてそっとラルゴの元に届けるんですよ。 届けられたなっちゃんの料理をみた、ラルゴを除く六神将の皆さんは声と顔色を失うんですよ。 ラルゴは目を少し潤ませながら、それを手に取るわけです。 教官とかシンクとかあっすとかが流石に止めに入るわけですよ。遠まわしに、オブラート幾重に包んで、「死にたいのか」って。 だけど気にせずにラルゴは一切れ、口にいれす。そして、虚空を見つめつーっと涙をこぼすんですよ。 「……メリル。シルヴィアに似てきたな」 と言いながら、むしゃむしゃと噛み締めて、二切れ目を躊躇うことなく手にして、また口に放り込む。
「メシマズ!!嫁が超ド級のメシマズ!!」
結局全て一人で平らげ、んでトイレに篭ることもなく平素と変わらないラルゴに、六神将の皆さんは驚嘆の眼差しと、そして「ラルゴにはちょっと優しくしてあげよう」という憐憫の情を抱かせるのでした。
あっすさんはラルゴのタングステン並の丈夫な胃袋に尊敬の目を向ければいいと思います。 今年くらいハム一家のほのぼの父の日ネタを考えようと思いましたが、一瞬で諦めました。来年頑張る
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