日々妄想
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| 2008年09月14日(日) |
更新 別館アビス「秘密」「噂」ジェイド、ピオニーとガイ 「ホド4」幼少ヴァンとマリィベル |
更新しました。 先週出来なかったので、今週気合が入りました。でも空回りしている気はします。でもいいです。
うぉぉぉぉ!!! ロボコン見るの忘れたーー!! 工学系男子の甲子園、ロボットコンテストですよ! なんか映画化されているみたいですが、実際はメガネ男子の巣窟ですよ。でもいいんですよ、皆熱いの。 来週の再放送を見逃しちゃいけないぜ。録画しておこう。
という事でロボットコンテストです。 私の中のヴァンガイで神と崇める人に一方的妄想を語ったのも、このロボコンネタです。 アビスで現代パラレルやるのなら、ガイは絶対このロボコンに出場するだろうと確信しているんです。 仲間と一年かけて作り上げたロボットで戦うガイ。ああ、いい、すんごくいい。 勝利した時は仲間と抱き合って喜ぶんですよ、ああ、私が理系ならば共に抱き合いたいのに!!ドサクサに紛れて触るのに!! とまあ、えーと、で、そういう場ならば絶対ヴァンが応援に駆けつけるんですよ。 横断幕つくって、部下引き連れて。ぞろぞろと。 ラルゴは撮影係です。いつも里子に出してしまった愛娘(ナタリア)を隠し撮りしているので得意です。あとデジタル一眼レフも首から下げています。 教官は胸の内で「まけろ」と念を送っています。 シンク、アッシュにアリエッタはつまんなさそうです。 そしてこの場ならば、羨望の眼差しをその身に一身に受けるのが、ディスト! 「うわー、あれ、ネイス博士だ」「ロボット工学の権威」「天才だよ」と工学系男子の熱い憧れをその身にうけて超ご機嫌。 そしてヴァンはよく通るあの声で、声援、ひたすら声援。 ちなみにヴァンはティアの発表会でもひたすら熱いエールを送る。 「兄さんの事、職業松岡修造だと思えば腹も立たなくなるわね。きっと」とティアは諦観の境地です。 きっとそんなこんなです。
一方的に送りつけようとしたこの上記設定のとんでも話をこれから下にいれます。 恐怖新聞並みに迷惑を周囲に撒き散らしている気がしてなりません。 でもあの人に送りたかったんだよう、えっぐえっぐ(お前が悪いんだろう)
※ヴァンガイ要素なので御注意を そしてガイは大会決勝でギンジチームに負けている設定です
「俺がもっと足回りをチェックしとけば」「いや、俺の操作が」 泣いている部員達をひたすら慰め、元気付ける。 「来年またある。足回りはお前のお陰でかなり機能向上したろ?操作だって悪くなかった。 少しばかり俺達は力が足りなかっただけだ。でも俺達には来年もあるだろ」
「ガイー、もうバス来るって。いかねーの?」 「わりい、迎えが来ているから」 来るな、と何度釘をさしても来る。一度「来た絶交だ」と子供みたいな事をいったら、バレバレの変装をしてまで見学にきていた。 しかもその変装が見るにたえず…あれ以来あいつの応援は素直に受けることにした。 そうした方がより煩わしくない事があの事件で判ったからだ。 これはあいつの妹ティアも同じ心境のようで、一度ポツリと「兄さんの職業が松岡修造だと思えばいいのよね」と漏らしていた。 「ああ、そうだったな。今日も応援凄かったもんな。横断幕とか旗とか」 それにはもう触れないで欲しいもんだが。浜口京子はこんな気持ちにならないのだろうか、一度尋ねてみたい。 口角が少し引き攣るのを感じながら、笑顔をつくったまま皆を見送った。 振っていた手はバスの姿が見えなくなると、途端に力を抜ける。 ふーっと息を深く吐く。 待ち合わせ場所に向おうと、踵を返すと、そこに何もかもわかっていますから、という顔をしたヴァンが立っていた。 「胸を貸しましょうか」 こいつは、俺が一人にならないと泣けない事を知っているんだから、胸を貸すよりも一人にしておくほうが得策だと何故思ってくれないんだ。 「…その役は女性にお願いしたいもんだけど」 「しかし、それを許されない体質ではなかったですかな」 「……言うな」 嫌な事を。 そう思った瞬間、ヴァンから抱きすくめられる。 驚くより先に、温かな人肌が身体の前面を覆れると、一気に感情があふれ出してくる。 理性的な部分はどこかに押し込められて、ただ激情のままに声をあげて泣く。 悔しい、悔しい、悔しい。 人前では出せない感情を、ただこの胸にぶつけながら、子供のようにしゃくりあげて泣きじゃくった。
激情の波がひくと、次は現実との直面。つまりハンカチかティッシュを必要とする事態に直面する。 さすがにヴァンのシャツに擦り付けるわけにはいかないので、スボンのポッケを探ろうとする手にハンカチを渡される。 「お使いください。汚れるなど気になさらずに」 気が廻るなあ。 一旦身体を離して、遠慮なく使わせてもらう。 目が赤くなっているのを見られたくなくて、天を仰ぐと、空はまだ青く高くて。 来年はこの空を違う気持ちで見上げられるようにならないとな。 やっと気分が落ち着いてきたのを見計らうようにヴァンが穏やかに声をかけてくる。
「さ、美味しいものでも食べに行きましょう」 思わずぷっと噴出す。 こいつ、いつもそうだ。 小さい頃から腹が膨れれば機嫌がなおると思っているようで、泣いている俺に飴だのチョコだのを手に握らせていた。 「お前、子供の頃から励まし方が変わらないよな」 すると、ニコリと笑い返される。 「ではそろそろ違う方法にしましょうか」 「え?」 視界いっぱいにヴァンの顔があって、それは顔を近づけられている事だという、そんな単純な事さえ理解できずに呆然とする。 静かに触れた唇は離れる時も静かだった。 え? え、い、いまのは? 今起こった事態をうまく飲み込めずに、おそらく目を白黒させているだろう俺とは違い、ヴァンは余裕の笑みを浮かべて上機嫌の様子だ。 「さ、行きましょう。お腹すいたでしょう」 だから、お前は、なんでもかんでも食欲に繋げるな。 だけど、まあ、何か食べればこの妙に落ち着かない気持ちに、折り合いがつけられるかもしれない。 先を行くヴァンに、目よりも赤くなった顔を見られたくなくて、俯きながら付いて行った。
「で、俺はいつまでビデオを回し続ければいいと思う?」 木の陰から堂々たる体躯をはみ出しながらラルゴは、ヴァンの大会前に言った命令を忠実に守ってビデオをまわし続けている。 それをみてシンクは心底あきれた声で 「命令を遵守しすぎなんだよ、あんたは。こんなバカバカしい事にいつまで付き合ってんだよ、帰ろうよ」 「うむ。そういえばリグレットは」 二人の背後からブツブツと「ホドの生き残りめ、ホドの生き残りめ、ホドの」と低い声がする。 背から感じる冷気に二人は何も言えずにただ立ち竦むしかなかった。
終
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