日々妄想
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2008年08月20日(水) 愛が高まって仕方ないんだ

P4買いました。
まだFEが終わってないので、少しお預けです。


ミシェイル王子への愛がどうしようもなくなってきた。
一回吐き出せば収まるので、とりあえずここに書いてみる。
本当は最後まで書き上げたかったけれども、今日は時間ないし、明日も時間ないだろうけど。
まあいいや。日記だもの、好き勝手しちゃうわけです。





夕陽は何もかもを赤く染めていく。それは血のような西日。
勇猛なるアイオテよ。敵を見据える光を失い、敵を薙ぎ払う腕を失い、敵陣に駆ける脚を失い、それでも奴隷解放を訴え、戦い抜いた闘士。
あなたは今我が国をみてどう思われるか。嘆かれるか、それとも―――

険しい山々と深い森に囲まれながらも、広大な国土を懸命に根気強く耕していった。
鍬を入れれば石がゴロゴロ出てくるような荒廃した土地を、今のように安定した作物を供給できるほどまでになった。
だが、私は忘れない。幼い頃、不作のため生活に困窮する民から、アカネイアは作物を奪った。
その為多くの餓死者を出す事態になった。
民が飢えているのに、アカネイアの下級役人共は何をした?
「おお、臭い臭い。作物まで竜の臭いが移っておる。パレスには持っていくまでに匂いは抜けますかな」
「鼻が曲がりますな。まあ、アカネイアは未曾有の飢饉に陥っておりますから、パレスで受け取られずとも、喉から手が出るように作物を欲している貴族達はおります。
恩を売るに丁度良い」
アカネイアの人間は、いつもマケドニアの民を「竜臭い」「奴隷の匂い」だの散々馬鹿にするが、その口で、マケドニアの女は大層良い味がする、と嘲笑しあう。
弱き民は飢え、か弱き女は奪われ、それでも父はアカネイアに頭を下げ続ける。
彼らは一体われらに何を与えている。彼らは我等から奪ってばかりだ。
幼い私がわかる事なのに、何故父は何もしないのだ。遠くの地では、草原の狼と呼ばれる王弟がアカネイアからの内政干渉をその武力により退けたと聞く。
我が国は強固で機動力に優れた飛竜騎士団を多く抱えている。
何故同じ道を歩もうとされないのだ。
武力を行使せずに、一人頭を下げれば事が収まると父は考えているのだろう。
だが、あなた一人が泥を被ったところで、飢えた民の腹は膨れるのか、奪われる女の涙は止まるのか、強請り盗られた宝は戻ってくるのか。
あなたはただ頭を下げる事で、民の悲しみに目を背けて、偽りの平和を維持する己に酔いしれているだけではないのか。
あなたが王でなければそれも良かろう。だが、あなたは己の矜持よりも先に民の事を考える立場にあったのだ。



明日続きを書けたらいいな。
しかし、アカネイアに作物奪われて数千人単位でマケドニア民餓死は、マジモンエピソードなわけですが(FEの親 加賀さんのデザイナーズノートにて公開)
それでもアカネイアに頭を下げ続けて横暴されまくりだった王は、息子から殺された事で被害者扱いだけれども、充分加害者だと思うのだわさ。
もっと言えば、ニーナ姫は自分の都パレスが凄惨な事になってしまったのは、相手の野蛮さからくるものもあるかもしれないが、何よりそれほど深い恨みを買う存在だった事を少しばかり自覚した方が良かったとは思う。
あと勇者アンリは無理にでも結婚すべきだったな。ニーナの祖先、アルテミスを好きすぎたのかもしれないが、後継者争いで国が二つに分かれてしまうし、「聖王国への忠誠は永遠だぞ☆英雄との約束だぞ☆」と余計な遺言残しちゃうから困ったことにもなる。
後継者が息子ではなく、彼の弟だったから「えー、まじっすか。超ムリ!」と反論も出来ないし(笑
英雄でありアリティアの始祖であるアンリの遺言はあまりにも絶対すぎたし。
聖王国がその遺言を守れる価値がとうにない事がかなりの問題なんだけどな。


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