日々妄想
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何もかも間に合いませんでした。 とりあえず…なのですが… サイトの裏でやっていた「教師三上と生徒藤代」という頭悪い昼メロみたいな話があるのですが、その最後の最後という形で渋沢さん視点の話を書こうと頑張っていたのがあるんです。 それをね、形にしようとやっていましたが、間に合いませんでした。
とりあえず出来たところまでアップ。 序盤も序盤すぎて涙が… 来年の藤代の誕生日には間に合いますように(祈)
「ブルースターにパープルのトルコキキョウ、バラはそのアイボリーのものを。ルスカスも入れてくれるかな」 なじみの花屋で、いつものように花を束ねてもらう。 月命日の墓参り前には、この店で花を買っていくので店員もなれたものだ。 はじめは「彼女さんが羨ましいです。こんなにステキなお花を、彼氏がセレクトしてくれているのですから」とからかわれていた。 ユリやキクなどを入れなかったせいで、激しく勘違いをされていたのだ。 事情を話すと、明るい笑顔の店員さんの顔を曇らせてしまったのが申しわけなかった。 今となっては店員さんも心得たもので、素早く、かつ墓に供え易いように二つに小分けもしてくれるようになった。
母親の月命日には、花をもって彼女に会いに行く。 自分以外に誰も訪れることもない場所。 彼女が許される事ではないと知りつつも、愛した男はこの場所にはこない。 それを責めるつもりはない。 何故なら、彼はいまだに認めたくないのだ。彼にとって唯一心許せた女性の死を。 冷酷で剛健だと思われている彼が、いまだ向き合えないでいるのだ。 彼のそういう脆弱な部分を母は深く愛していた。互いが互いを抱きかかえるような二人だったのかもしれない。
墓参りをすませ、自宅へと帰りながら母に思いを偲ばせる。 母と暮らした時間はあまりに短かった。たった10年の歳月だったが、あの 母と暮らした時より、母のいない時のほうが長くなった。
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