ラのつく日記

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2012年05月11日(金) 本日は晴天なり、と言える日

今日は姉の結婚式ふうの日でした。
家族だけで、正装して集まって、式っぽいことをしつつ写真を撮ったよ。
マーメイドタイプのドレスは姉にとてもよく似合っていて、幸せそうにしていて、ほんとに。
よかったなあ、と思いました。
じっさい入籍してるのってちょうど一年前ぐらいだし、今更何をって感じですけど、
やっぱりああいうふうにしているのを見ると、感慨ぶかかったですね。感無量でした。

私の家族は、はっきりと姉贔屓の母、それを気の毒に思ってなのか妙に私に肩入れする父、
贔屓されてることも気づかずに触るものすべてに傷つけられてきた姉、
とにかくその3人の間にある玉に乗ることに必死なピエロ私、という4人でした。
贔屓するくせに母と姉の折り合いは猛烈に悪くて、いつもケンカしてばっかりで。
へらへら仲裁しようとする私に飛び火して、それを父が狙ったみたいにまずくフォローして、
母または姉が機嫌を徹底的に損ねる、っていうことばっかり繰り返してました。
私は姉を熱愛してるものの姉は私をそこまでっていうのはあったし、生活時間がかんぺきにスレ違っていたので、深夜に帰ってきたり友だちと遅くまで電話したりしているのを露骨に迷惑がられていました。
いろんなことですぐ険悪になって、でもどうやって仲直りしてたのかはもう思い出せない。
姉が家を出ていって、寂しかったけど、じつは家族3人の生活はおだやかでちょっと快適でさえありました。
今はまた、両親の私を見る目が大変 SO COOOOOOOOLになってきているので、そのかぎりではないんですけど。まあそれはいいや。

洋服の趣味や読んできた漫画、聞いている音楽もなにもかもすべて、最初の道をつけてくれたのは姉で、高校も大学も姉基準で選んで、就職だけはせめて自分1人でがんばろうと思ったけど、結局本命のエントリーシートだけは最後の最後になって姉に添削してもらって。
姉がいなければ自分はどう立ったらいいかもわからない、とすがるように思っていたかった。
でもそんなのは甘えた思い込みで、もう姉の知らない友だちや姉にとめられたけど結局愛用している洋服・アクセサリー、姉にはどうすることもできない問題と一緒に生きている自分がちゃんといるんだ、と思う。なにがどうちゃんと、かはわからないけど。なんて、このへん、どこかで聞いた話かもしれないけどちょっと目をつぶってくださいね。へへ。

義兄のMDさんのことは最初のうちはほんとうにおぞましい輩だと思ってて、絶対に一生許さないと心に決めていたけど。フタを開ければ、まあ、とても好きですごく信頼している人の1人になっていました。わりあい何でも話せるし、困ってることはとくに。意見を聞きたい。頼もしい兄ができてうれしいです。いまのところは。

なんというか。私にとってはだれかを好きになる、ということ自体があまりないことなので、そのことだけで幸せを感じられます。
だから、義兄のことをだんだん好きになっていく過程はどんどん幸せがつのっていくように感じられた。姉の選んだ人を受け入れることができる自分、っていう卑小な喜びもあったし。
姉は結婚することでも、私に幸せを分けてくれました。本人はそんなつもり全然ないと思うけど。笑
私はこんなに姉を幸せにはきっとできていない。それを思うと、申し訳ないばかりで。
姉を越えたい、という気持ちだけで生きていた時代もありましたが、やっぱり一生頭は上がらないなあ、と思い改める今日このごろでした。
ほんっとに、私の方がぜったい先に結婚するって思ってたんだけどな〜
おっかしいよねえ〜 ね〜え?


私の、好きになった人のことはとにかく愛して愛して愛してるって繰り返してあとは壁の後ろにかくれる、1人相撲人生は間違いなく姉を端緒として始まってるんですけど、
そんなめちゃくちゃなやり方でも今仲良くしてくれる友だちがいることを本当に幸せに思います。ありがとう。
あんまり甘えすぎないように気をつけるので、引き続きどうぞよろしくお願いします。

ってあたかも自分が嫁に行く勢い。ばっかみてーですけどまあ薄目でつきあってくれたらこれ幸い!
ひさしぶりに着た一張羅の振り袖は、やっぱり自分に一番似合う服装だと思ったので、もっとがんがん着たいと思いました。たくさんの祝い事、待ってま〜す♪(他力本願)


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