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ラのつく日記
| 2009年03月22日(日) |
なぜこうも好きなのか |
やあ、こんにちは。 オレは沢木エイジ、22歳7ヶ月。 職業は駆け出しの新人カメラマン。 いつかフォトグラファーとしての個展をひらける日を夢見て、毎日働いてます。
いまは師事している先生の関係で、アイドル雑誌最大手のひとつ、エム誌で働くことが多いんだ。 え? 男の子ばっかりでとまどわなかったかって?(*1) そりゃ最初はね(笑) でも、今じゃあ仕事で入る現場の中で一番好きだと思う。 なぜかって、写真も何点かまかされているし…… ん? どんなカットか? いまはプレゼントページが主なんだ。 そう、アイドルの子(って言っても、オレより年上もいてちょっとドキドキするよ(*2))がグッズをもつソロショットのアレ。 オレはぜんぜんほんと駆け出しだから、モデルさんに掛けられる言葉もまだまだ勉強中で、ぶっちゃけ3パタしかないんだ(苦笑)
「一番の笑顔ちょうだい!」 「せつなかったときのこと、思い出してみて」 「ワンランク上のセクシー目指してみようよ」
だけ。ひどいでしょ。 でもアイドルのみんなはね、これだけの指示でたくさんポージングして、いい写真を撮らせてくれるんだ。ほんと感謝してる。 今までで一番ハッとさせられたのは、携帯ストラップを飲み込もうとした子。(*3) すごくない? たしか「一番のえがお」系でお願いしたはずなんだけど…。 あれ以来、時々そういう指示を他の子にも試しちゃってる。今度彼に断らなきゃね(笑)(*4)
☆☆☆☆☆
沢木エイジって誰なんだよっていう。
事の起こりは……、 最新号のウィンクアップをヤエスタチームのみんなで眺めていたときのことです。 今、キスマイのソロページが毎月載るじゃないですか。 それを、どの順で来るかな〜ってキャッキャ予想していたら、ちょうど7月で終わることに気づいてしまったんです。 ということは、いろいろなタイミングを7月に合わせていくってことがもうだいぶ前から決まってて、それにそって雑誌も動かされてるらしい。 ということは、台割(ページの配分)も事務所が指定している可能性がある。 そしてたいぴーがさ、浮いてるじゃないですか今回。 どれだけ編集部は修羅場なんだっていう話になりまして。 その修羅場はおそらく事務所のチェックがらみで起こるんだろうなって。 修羅場中、何回事務所に呪詛のことばを投げつけてるんだろうなって。
私が就活してたときかその一年くらい前に、集A社のサイトの採用ページのお仕事拝見☆なコーナーに、M誌編集長(ナイスミドル)が登場していて、 「アイドルたちのきらめきを毎日浴びられる、すばらしい職場です☆」って言ってたんですよ。 それを思い出して、修羅場があるといえどもいい職場ではあるらしいよ……、 と口に出すやいなや、
Nさん「社交辞令だね、そんなの!」 Aさん「大人の態度ってやつでしょ!」
ということで、どんな修羅場が巻き起こっているのか、みんなでなりきりながら想像してみたよ☆
<想定される雑誌作業工程> 1)台割作成→事務所チェック:かなりギリギリにあがる上に、何度も修正されるので要注意 2)撮影(集合か個人かは事務所に確認のこと)、取材 3)レイアウト(→事務所チェック※時間に余裕のあるときや特定のタレントは、レイアウトの段階から確認のこと) 4)入稿、校正出力→事務所チェック:大幅な直しが入ることもある上に、ぎりぎりなのに再校を要求される 5)責了(駆け込みで目次ページ入稿)、下版 6)事務所に見本誌送付→発売♪
最大の危機がひそんでいるのは、おそらく4)入稿〜校正の確認時である。
シーン1<固有名詞は伏せなきゃ×〜ダメ〜!>
「プーさんの帽子かぶらせたやつ、出てこい! って俺だよ!!」
※【近況】でメンバーと一緒にディズニーランドに行ったときの話を文章に起こす際、 ディズニーランド→東京のテーマパーク プーさん→そこのキャラクター と差し替えることを忘れたことに脱稿直前に気づいた編集部員の叫び
シーン2<分身術に気をつけろ!>
「なんであっちにもこっちにも入ってんだよ!!!!????」
※亮ちんの写真を写真を、ニュースとエイトで貼り間違えていたことに脱稿ギリギリで気づいた編集部員の絶叫級のつぶやき
シーン3<台割にご用心☆>
「ちょ、45ページ、なんで色校白(入稿が間に合わず、真っ白な状態で校正紙が出てしまうこと)(綱渡りの綱が切れる寸前の状況です)で出ちゃってんの?!」 「え、だってここ、玉森くんのソロページじゃないの…?」 「お前……いつの台割見た?!」 「この…最終版ってやつ…ですけど…」 「ちげーよ! この緊急差し替え最終版(殴り書き)ってやつがほんとの最終なんだよ!どうすんだよ!!」 「どうって、どうって……!!」
※事務所に率直に相談し、フレッシュJr紹介ページでお茶をにごせました☆
シーン4<タブーは思いもよらないところにひそむ>
「ギャー!」 「どうしたんですか、先輩!」 「校正戻し、【近況】コメントにあり得ないぐらい赤が入った……『以下トルツメで、無難な話でまとめてください』って……! ねーよ!」 「落ち着いて、なんとかなりますって! いつも乗り越えている壁じゃないですか!」 「くそッ……つまり車でドライブにいったってとこがボツだから…、その前段の犬の話はいいんだよな…?」 「そうみたいですね」 「じゃあ、じゃあ……(取材時のテープをぎゅるると聞き直す) 『洗い立てのプードルは、お日様みたいなにおいになるよね♪ えっ、それってうちの犬だけ? 犬って、本当にかわいいよね(笑)』 でどうだ?!」 「ちょっと…論理が破綻……とか…」 「どーせ誰も読んじゃいねーよ! ここの写真、今号でいちばんかわいいからさ! 写真見てくれりゃいいから! そしたら全部わかるから!」 「そう…ですよね……」
シーン5<目次ページが最後のかなめ>
「全ページ校正戻せました! 再校もだすとこはだして、校了の返事もらってます!」 「やっと今回もここまでこぎつけた……」 「ついに、ついにだめかと……下版が…3日も倒れるなんて……」 「ああ……よくやったなみんな……」 (一同涙) 「さあ、印刷所の方面に向かって敬礼だ……!」 (一同涙をふいて敬礼) 「編集長、次号予告のとこ、お願いします!」 「よし! 『次号はもっともっとスクランブル満点☆に変更になる可能性があります♪』 で行くぞ!」
☆☆☆☆☆
*1 アイドル雑誌調を意識しています。恋愛シミュレーションゲームとか、ボーイズラブ風になってしまっているのは、筆者の不徳の致すところです。 *2 北山くんのことだけをイメージしているわけじゃないはずです。 *3 とはいえこれは北山くんのことです。 いつかのデュエットでストラップがプレゼントだったときのこと……。 ・たいぴーは人差し指同士をくっつけて、そこにストラップをひっかける ・ワッターは耳からイヤリングみたいに下げる というポージングだったのですが、みっくんだけは横顔でいまにもストラップを口にいれんばかりのがっつきショット! さすがだ、と感嘆したのでした。 *4 沢木エイジ(だから誰なんだよ)とその彼が、再会を機にどんなことになるのか…?! 詳しい内容は、もっとも〜っとドリーミング・ドリームに変更になる可能性があります☆
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